【車検、高すぎる…！】5つの原因と対策を解説│乗り換えが手っ取り早い？
ホリデー車検日立大みか店
新車購入時は3年、以降は2年ごとに行う義務がある「車検」。数万円の費用を要することから、家計の負担に感じる人も少なくはないでしょう。
特に、条件が重なった場合には10万円を超える費用を請求されることもあり、つい「高すぎる…！」とも思ってしまいます。
そこで本記事では、まず車検費用の内訳を解説して、車検の費用が高額になるとき、一体どの費用を抑えればよいのか解説します。その上で、車検が高額になる原因と対策を解説します。
車検の費用を抑えて、ちょっと贅沢なものを食べに行ったり貯金に回したりしましょう。
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「車検の費用が高すぎる」と思い当たる人は読んでみてください。安くする方法が見つかるかもしれません！
Contents
まずは車検費用の内訳を把握しよう
はじめに車検費用の内訳を解説します。車検の費用は大きく「法定費用」「車検基本料」「部品交換費」の3つに分類されます。
（1）法定費用
「法定費用」はさらに「自賠責保険料」「自動車重量税」「印紙代」の3つに分けられます。
自賠責保険料は、法律で加入が義務付けられている保険で、車種や車の利用目的によって保険金が決められている保険です。このため、どの保険会社で契約しても保険料は変わりません。
続いて自動車重量税は、自動車を所有している人に対して課される税金です。車両の重量・初年度登録の年数・エコカー減税適用の有無といった項目で金額が変わります。
最後に印紙代は、車検を行う際の各種手続きを行う際に発生する税金です。車検を依頼する場所や車種で金額は変わりますが、差額は数百円程度です。
（2）車検基本料
「車検基本料」は、車検を依頼したディーラーや工場が点検整備を行ったり、事務手続きを行う際の手数料です。ディーラー・車検の専門工場・ガソリンスタンドなど、依頼する相手によって金額が大きく異なる料金です。
法定費用はどの会社に依頼しても大きくは変わりません。車検費用の節約で大事なのは「車検基本料」と「部品交換費」です。
（3）部品交換費
「部品交換費」は、車を検査した結果、車検に通るために最低限交換しなければならない部品や、消耗が激しく早めに交換しておいた方がよい部品の代金です。
車検全体の費用を整理すると、節約に利用できそうな項目は「法定費用の自動車重量税・車検基本料・部品交換費」の3点です。この点に留意しながら原因と対策を考えてみましょう。
「車検、高い…。」5つの原因と対策
車検費用が高額に感じられるのはどうしてなのか、5つの原因と対処方法を確認しましょう。
（1）乗っている期間が長く、重量税が高額
愛車に乗っている期間が長くなることで「自動車重量税が高額になる」ため、車検費用も高額になってしまいます。
自動車重量税は、2つの要素で金額が決まります。1つ目は初年度登録からの期間、2つ目は自動車の重量です。
0.5トンを超え、1トン未満の車を例にすると、初年度登録から12年目までは、重量税は16,400円ですが、13年経過すると22,800円、18年が経過すると25,200円と、13年・18年を境に高額になります。
また、0.5トンを超え、1トン未満の車の場合、重量税は16,400円ですが、1トンを超えると24,600円と8,200円もの差が生じてしまいます。
このように「初年度登録から年数が経過するほど、自動車の重量が重いほど、車検時の費用は高額に」なります。
〈関連リンク〉国土交通省 令和３年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方
車の乗り換えを検討
初年度登録からの年数も、自動車の重量も、同じ車に乗り続ける以上は軽減する術はありません。「車の乗り換え」が節約の手段になるでしょう。
中古車を購入するなら可能な限り新しいものを、自動車の車重は軽いものを選択すると重量税の負担は軽くなります。新車を購入する場合は、エコカー減税対象車を選ぶと、初回・2回目の重量税が免税になる可能性があるので、確認してみましょう。
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（2）車検での指摘箇所が多い
運転しているときに、適度にメンテナンスや部品交換を行わないと「車検を受けるときに指摘箇所が多く」なり、部品交換費が高額になってしまいます。
タイヤのスリップサインが出ている。ライトの劣化により光量不足。こうした指摘を受けると部品を交換せざるを得ないので、部品代金や工賃が発生します。
〈関連リンク〉「車検のときにタイヤ交換を勧められた」どうするべき？目安やタイミングを解説
こまめなメンテナンスを行う
指摘箇所を減らすために効果的なのは「こまめなメンテナンス」です。適度な間隔で法定点検項目のチェックを依頼すれば、車を最良な状態で使い続けられます。
たとえば、タイヤの空気圧を適切な状態に保てれば摩耗の速度を軽減でき、タイヤの交換頻度を減らして節約につながります。
リビルド品を利用する
定期的にメンテナンスを行っていても、劣化や摩耗で部品を交換するタイミングは生じます。少しでも節約するには「リビルド品を利用する」手もあります。
リビルド品とは、廃車になった車から、使用可能な部品を取り出して利用する、部品の中古利用です。新品の部品に交換するよりも次の交換タイミングは早く来ますが、安価に交換できるので検討してみましょう。
（3）車検費用が高額な会社に依頼している
車検の費用が高額になるのは「依頼している会社に原因がある」かもしれません。
車検費用の中で、法定費用はどの会社に依頼しても金額は変わりません。一方で車検基本料、および部品交換費は、依頼する会社によって金額が変わります。
中には法外な手数料を取る「詐欺」のような会社もあるようなので、一度複数の会社から車検の見積もりを取ることをおすすめします。
〈関連記事〉ディーラー車検をやめるメリット・デメリット｜断り方、民間とどっちが良いかなど解説
車検費用が安価な会社を探す
車検の費用を抑えたいなら「車検基本料と部品交換費が安い会社に依頼」しましょう。
一般的には、カーディーラーへの車検依頼は高品質なサービスが受けられる一方で、車検費用は高額になるとされています。安価に車検を済ませたいなら、車検専門の整備工場やカー用品店、ガソリンスタンドに依頼することをおすすめします。
普段から、空気圧のチェックやタイヤの摩耗状態の相談ができる、ガソリンスタンドへの依頼がおすすめです！依頼するなら自社工場を持つ会社へ。
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（4）不要な整備を行っている
会社によりますが、車検を受けるとき複数のメニューを提示されることがあります。点検項目が少なく費用が安価なもの、点検項目がたくさんあって高価なもの。高価なものは「車検を通したい」という目的に加えて、「もっと安全に運転するための点検・整備」が行われています。
安全性を高めるのは嬉しいことですが、安く車検を通したい人にとっては不要な整備といえるかもしれません。
車検に通る最低限の整備を依頼
車検が通ったあとに売却する予定がある人などは「車検を通すための最低限の整備を依頼」することで、安価に車検を受けられる可能性があります。
安全に車を運転するためには、より多くの項目を点検した方がよいのは事実です。しかし毎回点検すると過剰な項目もあるかもしれません。乗り方や予算に見合った整備内容を見つけてみましょう。
（5）外車・旧車など部品が高価な車に乗車
外車や発売から年数が経過した車は、部品の供給点数が少ないため、部品自体の単価が高く「部品交換費が高額に」なりがちです。
外車専門のディーラーに車検や修理を依頼している場合は、工賃も比較的高めに設定されているので、車検費用はさらに高額になるでしょう。
車の乗り換えを検討
パーツの流通量が少ない車に乗り続けている以上は、部品交換費が高額になることは避けられません。「車の乗り換え」で部品の価格が安価な車を選択しましょう。
先述した、リビルド品の利用やパーツのネットオークションでの落札も、自己責任ではありますが、節約には効果的です。
まとめ│乗り換えが最も効果的な節約方法
車検の費用が高額すぎることに悩んでいる人に向けて、まずは車検費用の内訳を確認しました。そのうえで高額になる理由と対策について紹介しました。
車検の費用が高額になる理由で大きな点は「車が古いこと」「メンテナンスの頻度が低いこと」です。車検にかかるお金を節約したいなら、定期的にメンテナンスを行うとともに、車の乗り換えも含めて検討するとよいでしょう。
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