【梅雨でも洗車を行うべき8つの理由】梅雨洗車のコツも解説します

「梅雨は汚れを雨が洗い流してくれる」
「拭き取ってもすぐに濡れるから何もしなくてよい」

梅雨の時期は頻繁に雨に見舞われるため、車のお手入れをしなくてもよい、という意見が散見されますが正しいのでしょうか。

実は梅雨の時期でも洗車する、濡れた車体を拭き上げる、といったお手入れは必要で、行わないことでボディの塗装に悪影響を及ぼす可能性あります。

本記事では「梅雨時期も洗車を行うべき8つの理由」を解説しています。理由を知って適切なお手入れを施し、愛車を長く美しく保ちましょう。

このコラムのポイント
どうして梅雨に洗車？8つの理由解説 気になる梅雨の洗車方法とは？

＞ホリデー車検日立大みか店への「お問い合わせ」

梅雨でも洗車を行うべき8つの理由とは？

どうして梅雨でも洗車を行うのか、理由は8つあります。ひとつずつ解説するので、納得できるものがあれば、梅雨の洗車を試してみてください。

雨水に含まれるホコリや排気ガスを速やかに排除するため

1つ目は「ホコリや排気ガスを速やかに排除するため」です。

雨水は純粋な水のように見えて、実は大気中のホコリや排気ガスが溶け込んだ汚れた水です。付着した雨水が乾燥すると、ホコリが車に付着したり排気ガスが塗装面にダメージを与える可能性があります。

雨水を早期に排除することで、雨水由来のトラブルを避けられます。

〈関連記事〉【白い車の黒い汚れ、正体は？】取り除く方法4選＆予防する方法3選

濡れと乾燥を繰りかえしてイオンデポジットが生まれるのを防ぐため

雨や洗車のあと、乾燥してしまった場所に白い汚れがついているのを見たことがある人もいるでしょう。これは水の中のカルシウム分などが付着した「イオンデポジット」と呼ばれるものです。

梅雨時期は気温が高いので雨水が蒸発しやすく、濡れと乾燥の繰り返しでイオンデポジットが発生しやすい環境だという認識を持ちましょう。早めの拭き取りで発生を防げます。

塗装面にダメージを与えるウォータースポットを防ぐため

イオンデポジットよりも車へのダメージが大きな「ウォータースポット」も防ぎたいもののひとつです。

雨粒がレンズの役割を果たして太陽光を一箇所に集め、高い温度で塗装を破壊したりボディに凹凸を作ったりしてしまいます。塗装の深い部分や車体そのものへのダメージは残り続けるので、ウォータースポットを発生させる、雨から強い日差しに移行する天気のときは要注意です。

酸化共鳴の発生を防いでボディへのダメージを防ぐため

先述したとおり、雨には排気ガスなどが含まれているため、中性よりも酸化気味であることが多いようです。また、車体に塗られたワックスなども商品によっては酸化しやすいものもあるようで、両者が近づくと「酸化共鳴」と呼ばれる現象を引き起こします。

本来車体を守るはずのワックスが酸化して、塗装にダメージを与える可能性があるため、ワックスやコーティングを施している人でも拭き上げが必要になりそうです。

〈関連記事〉『車のコーティング不要論は正しい？』しない方がいい4つの理由とした方がいい4つの理由

雨に含まれる砂・泥によるボディへの傷を防ぐため

雨にはホコリとともに、小さな砂や泥の粒子が付着しています。雨が上がって乾燥した後に水拭きなどを行うことで「砂・泥によるボディへのダメージ」が予想されます。

粒子の大きさがまばらなコンパウンドで、愛車を傷つけるようなものです。雨のあと、時間を置いて乾燥してしまったなら、大量の水とともに洗車しましょう。

予洗いが不要で簡単に拭き上げられるから

雨には化学物質や微粒子が含まれていますが、雨粒があるしっかりと濡れているときに拭き取れば傷になりづらいもの。「すぐに拭き取るなら予洗い不要で洗車できる」と考えましょう。

すぐに拭き取れば綺麗になる。一方で水滴を放置すればイオンデポジットの発生や塗装の痛みにつながると考え、早く拭き取る意識を持ちましょう。

鳥の糞や虫など、固着した汚れが浮いてくれるから

長期間雨に降られたときは、逆に車を綺麗にするチャンスです。車に水分が残り続けることで「鳥の糞・虫といった固着した汚れが浮いてくれる」からです。

走行中に付着した鳥の糞や虫の死骸は、乾燥してしまうと極端に取りづらくなってしまいます。梅雨時期だからこそ取れる汚れもあるので、雨あとのボディチェックは欠かさず行いましょう。なお、鳥の糞は強い酸性で塗装を傷つけるので、雨を待たずに拭き取ることをおすすめします。

〈関連記事〉車の虫汚れが落ちない｜家にあるもので落とす方法やクリーナーの選び方、防止対策など解説

カーシャンプーやワックスが乾燥しづらいから

梅雨時期は常に湿度が高く、物が乾きづらい時期です。だからこそ「カーシャンプーやワックスが乾燥しづらい」という利点が生まれます。

シャンプーやワックスなど車のお手入れをするとき、気温が高く空気が乾燥していると驚くほど早く薬剤が乾燥してしまいます。塗りムラにつながり仕上がりが汚く見えてしまうので、本格的な夏を迎える前で湿度の高い梅雨時期に施工することを考えましょう。

梅雨時期の洗車、どんな洗車をすればいい？

では、具体的に梅雨時期の洗車はどのように行えばよいのでしょうか。

雨あとの拭き取りだけでもOK

理想は雨に降られたとき、洗車・拭き上げをすることです。しかし毎日洗車するのは手間で、段々面倒に感じられてしまうでしょう。

「雨あとの拭き取り」だけでも行うことをおすすめします。
8つの理由で解説したとおり、雨には化学物質や微粒子が含まれ、乾燥すればイオンデポジットも堆積していきます。防ぐために雨のあとは積極的に拭き取りを行いましょう。

晴れ・曇りの日は積極的に拭き取り・洗車を

雨が続く日に加えて「晴れ間・曇りのときは積極的に拭き取り」が求められます。

晴れ・曇りのときは気温が上昇し雨粒が次々に乾燥・蒸発していきます。放置すればイオンデポジットの堆積や塗装へのダメージが生じてしまいます。また、雨あとに晴れた場合はウォータスポットによって塗装に跡が残るほどのダメージを受ける可能性があります。雨粒が乾燥してしまう前に拭き上げましょう。

親水・撥水機能のあるコーティングもおすすめ

＞衝撃的な撥水力を誇る【リアルガラスコート classR】

頻繁に拭き取りを行うだけの時間がない人、または手間に感じてしまう人には「ガラスコーティング」がおすすめです。コーティングを行うことで、元々の塗装の上にガラスの層を重ねられるので、元々の塗装へのダメージを軽減できます。

なお、ガラスコーティングには、水が車体になじんでいくように消える親水コーティングと、車体の上を転がり落ちるように消える撥水コーティングとが存在します。

親水コーティングはイオンデポジットが生じづらく拭き取り回数が少ない人に、撥水コーティングは車体に残る水分が少なくなるので拭き取り回数が多い人におすすめです。

〈関連記事〉車にガラスコーティングをするデメリットNo.1は雨染み。後悔しないメンテナンスを解説

ワックスをするなら天気予報をよく見よう

ガラスコーティングではなくワックスを利用する人は「天気予報の確認」が求められます。

ワックスは先述した酸化共鳴が起きやすいため、しっかり乾燥させてから雨の下に移動させたいもの。さらにガラスコーティングと比べて頻繁に塗布する必要があるので、天気を気にする必要があるのです。

車庫・カーポート・カバーの利用も検討を

愛車を雨から守るためには、とにかく雨から遠ざけることが大切です。「車庫・カーポート・カバー」を利用することで、雨から愛車を守ることも検討しましょう。

雨による塗装へのダメージを防げるほか、直射日光からも守られるので、車を大事にしたいと思う人はぜひ利用を検討して下さい。

まとめ│梅雨こそ愛車のお手入れをしっかりと

梅雨時期こそ、しっかり洗車をするべき8つの理由を解説しました。

「拭き上げても、また雨が降るから何もしなくてよい」こう思わず、愛車を長く綺麗に保つために、長い雨の合間が見られたら拭き上げだけでもしてあげてください。

拭き上げを効率よく終わらせるためには、ガラスコーティングの実施がおすすめです。梅雨前に施工して、お手入れの手間を軽減しましょう。

＞ホリデー車検日立大みか店への「お問い合わせ」

 

茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車検間近の方は、指定工場併設のガソリンスタンド『ホリデー車検日立大みか店』にご相談下さい。

ディーラー同様の技術・経験を持つ整備士が、丁寧にご希望を伺ったうえで現状に合うアドバイスをさせて頂きます。

画面右上のボタンからLINE・電話にてお気軽にお問い合わせ下さい！

※無理な勧誘、しつこい電話営業などは一切行っておりません。ご安心下さい。