「車のエアコンが涼しくならない!」5つの原因と対策を紹介します
季節が春から夏に移る中で、ドライブ中の外気温の暑さからカーエアコンを入れる場面が増えていきます。しかし、まれに「エアコンが涼しくならない!」こうした事態に見舞われることがあります。
本記事では「車のエアコンが涼しくならない原因と対策」について解説します。
せっかくの楽しいドライブが台無しにならないように、夏を前にエアコンの動作を確認しておきましょう。
このコラムのポイント |
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エアコンが効かない夏のドライブは辛いですね…。本格的な夏を迎える前に、フィルターの掃除とエアコンの効きのチェックを行いましょう!
Contents
車のエアコンが涼しくならない『原因』は?
まずは車のエアコンが涼しくならないのはどうしてか、原因を確認してみましょう。簡単に対処できるものから順番に紹介するので、試してみてください。
A/Cスイッチを入れてない
1つ目の原因は「A/Cスイッチが入っていない」ことです。
A/Cはエアーコンディショナーの略で、コンプレッサーを利用して空気を圧縮することで、暖かい風や冷たい風を生み出す機能を持っています。エアコンの操作盤付近に必ず配置されているので、存在を知らなかった人は確認してみてください。
涼しくならない原因として意外と多く見られるので、A/Cスイッチの点灯を確認しましょう。
アイドリングストップでコンプレッサーが止まる
近年販売されている車の多くに搭載されているアイドリングストップも、車を涼しくする観点では問題になります。「アイドリングストップすることでコンプレッサーが止まる」ことで、涼しい風が止まってしまうのです。
アイドリングストップで燃費を軽減することよりも車内の涼しさを優先させたい場合は、アイドリングストップの機能を停止させましょう。
A/Cスイッチの入れ忘れとアイドリングストップの停止でエアコンは効き始めるはずです。効かなければ修理する必要があるかもしれません。以下の原因・対策を見てみてください!
エアコンガスが不足している
空気を圧縮して冷気を作り出すエアコンの内部には、エアコンガスと呼ばれる冷媒(熱を運ぶための液体)が封入されています。車に長く乗ることで冷媒が徐々に漏れ出ることで「エアコンガスが不足」してしまうと、冷却作用が上手に機能しません。結果として冷風が作り出せなくなってしまいます。
徐々に漏れ出るほか、配管の損傷などによって「エアコンガスが急激に漏れ出る」ケースも見られます。
配管・フィルターの詰まり
コンプレッサーで作られた冷たい風は、配管を通じて車内へと送られます。さらに車内の空気はファンによって吸われフィルターを通じて再度コンプレッサーに送られます。
こうした空気の通り道である「配管・フィルターが詰まっている場合」も、涼しい風を送るための障害となるでしょう。配管・フィルターの詰まりは、コンプレッサーを始めとする各種機器への負担増にもつながるので、定期的なメンテナンスが求められます。
エアーコンプレッサーの故障
冷媒であるエアコンガスの不足のほか、冷却するための主要な機械である「エアーコンプレッサーの故障」の可能性もあります。
エアコンが冷たい風を作り出すためには、エアーコンプレッサーで冷媒を圧縮する必要があります。部品が劣化・損傷したり、内部のオイルが不足している、異物が混入するなど、様々な原因で動作不良に陥ります。
A/Cスイッチを入れたとき「ジー」という低い音や「キーン」という高い音など、今まで聞こえなかった音が響く場合には、エアーコンプレッサーの故障が疑われます。
異音は不具合の第一歩。早期発見・早期対処で安く早く修理できるかもしれません。気になる音が出たら、お気軽にガソリンスタンドに立ち寄り、相談してみてください!
車のエアコンが涼しくならない『対処法と費用』は?
では、修理や部品の交換が必要な場合、どうすればエアコンの風を元通り涼しくできるのでしょうか。具体的な対処法と費用を解説します。
エアコンガスの追加:~1万円
単純にエアコンガスが徐々に漏れ出た場合は「エアコンガスを追加する」だけで、冷たい風が戻ってくるかもしれません。所要時間も30分以内程度なので、エアコンが効かない場合は試しにガスを追加してもよいでしょう。
費用は高くても1万円程度で充填できます。
ガス補充はガソリンスタンドでも承っています。茨城県でエアコンに不満を抱えていたら、お気軽にお立ち寄りください!
ガス漏れの修理:~5万円
ガスを充填したのに、すぐに効きが悪くなってしまう場合は「エアコンガス漏れの修理」が必要かもしれません。業者に依頼すれば、ガス漏れが生じている場所を特定してもらえます。
ガス漏れが生じている部品や箇所によって部品代や工賃が異なるため、実際にどの程度の費用を要するのかはケースごとに異なります。ただし、多くの場合は5万円以内には収まるでしょう。
フィルターの交換・配管の洗浄:~2万円
空気の通り道である配管やフィルターに問題がある場合は「フィルターの交換・配管の洗浄」で涼しさが戻ってくる可能性があります。
フィルター交換の場合は、ダッシュボードの奥にあるフィルターを交換するだけなので5,000円程度。配管の洗浄の場合でも2万円以内で対処できるでしょう。
エアーコンプレッサーの修理・交換:10万円前後
エアコンが効かない原因が、冷たい風を作る大本である「エアーコンプレッサー」の場合は、部品と工賃を合わせると10万円を超える可能性があります。この場合も、修理するだけでよいのか、丸ごと交換する必要があるのか判断が分かれるので、状態を確認してもらうところから始めましょう。
車のエアコン、安く修理できないの?
車のエアコンが涼しくならない場合の対処法を紹介しました。ここで「もっと安く処理できないのかな?」と思ってしまうのではないでしょうか。記事の終わりに、エアコンの機能を安く回復する方法を紹介します。
フィルター・エアコンガスの交換をDIY
1つ目は「DIY」することです。
修理業者に依頼する場合は、人の手が入るので工賃・手数料が必要になります。自分で修理・交換すれば工賃・手数料が不要になるので、その分節約できます。
ただし、行える修理は限られます。具体的には、フィルターの交換やエアコンガスの追加です。フィルターはダッシュボードを開けて、奥に設置されているフィルターを取り外して交換するだけです。フィルター本体代金で済むので、定期的に交換することをおすすめします。
エアコンガスの追加は、エアコンガスが封入された缶とチャージ用のゲージ付きホースがあれば交換可能です。ただし、フィルターに比べると施工に必要な技術が高く、高圧なガスを利用するため危険を伴います。不安を感じる場合はやめておきましょう。
漏れてさえいなければ、エアコンガスの補充は頻繁に行うものではありません。車が趣味でもない限り、ガソリンスタンドや車の整備屋さんに依頼する方が安心で安価に済むでしょう。
ガソリンスタンドを利用する
2つ目の節約方法は「ガソリンスタンドを利用すること」です。
ここまで紹介した方法の中で、エアコンガスの追加やフィルター交換といった整備はどのガソリンスタンドでも行えます。さらに自社工場を持つガソリンスタンドでは、より専門的な修理・交換も行えます。
ガソリンスタンドはガソリン販売など、他の手段でも利益を得ているため、ディーラーなどと比べると部品代金や工賃を下げられます。安価にエアコンの性能を回復させられるので、利用を検討しましょう。
〈関連記事〉【ガソリンスタンドが初めての人へ】7つのできること・使い方を解説します
まとめ│原因の相談ができる相手を探しておこう!
エアコンガスだけでなく、車に乗っていると気になることが多いものです。行きつけのガソリンスタンドを見つけて、いつでも相談できる体制を整えましょう!
車のエアコンが涼しくならない場合の、原因と対策を紹介しました。気軽にできる方法から業者に依頼する必要がある方法まで様々な原因があります。
エアコンの機能低下に気づくためには、普段から車の状態を気にかけることをおすすめします。そのために、車の状態について相談できる相手を見つけることが大切です。
日常的に利用するガソリンスタンドがあれば、給油のついでに相談することも可能なので、行きつけのガソリンスタンドを見つけておきましょう。
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