車の暖房が効かない!ボタンはどれ?オーバヒートの可能性も?確認したい4つの原因・3つの対策を紹介
冬場になって車の暖房をつけたとき「暖房が効かない!」と焦ることがあります。
朝一番に乗る車は非常に冷たくなっており、暖房が効かないと震える中運転することになり、不快であるだけでなく寒さで運転を誤る危険もあるでしょう。
そこで本記事では、車の暖房が効かない場合、どういった原因が考えられるのか、そしてどのように対策を取ればよいのか解説します。
ボタンはどれ?暖房の仕組みは?といった根本的な点も紹介するので、暖房の使い方を知りたい人はぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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寒くなってから気づくと、修理が終わるまでしばらく寒さに耐えなければいけません。本格的に寒くなる前に、暖房の効きを確認しましょう!
>茨城県日立市で、車の暖房の効きが気になる方は『ホリデー車検日立大みか店』へご相談ください!
Contents
車の暖房が効かない!4つの原因とは?
車の暖房が急に効かなくなった場合、どういった原因が考えられるのでしょうか。
主な原因は以下の4つです。
- 冷却水の有無を確認して!オーバーヒートの可能性も
- 風を送る部品の故障
- 温度を感知する部品の故障
- 暖房の温度を上げる部品の故障
冷却水の有無を確認して!オーバーヒートの可能性も
暖房が効かなくなった場合に最も気をつけたいのは「冷却水が不足している」パターンです。
仕組み自体は後ほど説明しますが、冷却水が不足している場合は車の暖房が効かないだけでなく、エンジンを冷却する機能が働かずに、エンジンがオーバーヒートする可能性があります。
冷却水の有無はボンネットを開けて所定の箇所を確認すれば、すぐに確認できます。
ガソリンスタンドでも聞いてみたら確認してもらえるので、暖房が効かないと思ったらすぐに相談してみましょう。
エンジンのオーバーヒートは場合によっては100万円近くの修理費用を要することも。早期発見・早期修理で必ず防ぎたい故障です!
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風を送る部品の故障
分かりやすい暖房の故障は風が出ないパターンです。
風が出ない場合は、送風ファンなど「風を送る部品の故障」が疑われます。
暖房はエンジンの熱を利用して温めた空気をファンを利用して車内に送るシステムです。
ファンが動かなければ、当然暖気も車内には届きません。
温度を感知する部品の故障
続いて原因として挙げられるのは「温度を感知する部品の故障」です。
冷却水や気温、エアコン用の冷媒など、各種温度をセンサーで把握したうえで、適切な温度の風を送り出すのが車の暖房です。
いずれかの温度を感知するセンサーが故障していれば、正しい温度の風を送り出すことができず、設定よりも異常に高い、または低い温度の風が送り出されることになります。
暖房の温度を上げる部品の故障
最後に考えられるのは「暖房の温度を上げる部品の故障」です。
エンジンの熱と外気(または車内の空気)を混合して適切な温度に調節してから、適度な温風を吹き出すのが車の暖房です。
温度調節を行うのは「サーモスタット」を中心とする部品群です。
こうした部品が故障することで、適切な温度調節を行えなくなります。
以上の4つの故障によって、車の暖房が温かい風を送る機能を果たせなくなることがあります。
故障に対して取れる対策は3つあるので、1つずつ見てみましょう。
暖房が効かなくなる原因は複数あり、特定するのは手間がかかります。
いち早く直したい場合は、普段から行き慣れているガソリンスタンドの店員に気軽に聞いてみましょう!
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車の暖房が効かない!3つの対策
車の暖房が効かない場合は、以下の3つの対策を講じることで故障が直る場合があります。
- 適度な量の冷却水を補充する
- 暖房に関係する箇所の点検を依頼する
- 車の買い替えを検討する
適度な量の冷却水を補充する
1つ目は「冷却水の補充」です。
冷却水は車のエンジンで発生した熱を他の箇所に移したり排熱したりする部材です。
不足している場合は補充することで、応急処置的に直る可能性があります。
ただし、一般的に冷却水は簡単に蒸発するものではありません。
不足するほど減少する場合は、配管からの漏れを疑う必要もあります。
暖房に関係する箇所の点検を依頼する
2つ目は「暖房に関係する箇所の点検依頼」です。
風を送る部品・温度を感知する部品・暖房の温度を上げる部品。どの部品が故障しているのか分からないので、プロの目で見て故障箇所を特定してもらいましょう。
エンジンのオーバーヒートは目立つ不具合ですが、1箇所が故障すると他の箇所が連鎖的に故障するケースもあるので、早期発見・早期修理が大切です。
車の買い替えを検討する
3つ目は「車の買い替えを検討する」ことです。
温度調節を行うサーモスタットなどは、使用開始から10年前後で故障する確率が高くなります。
この頃から車の各箇所が修理時期を迎えることになるので、何度も修理を繰り返すより新車に乗り換えた方が、手間も費用もかからない可能性があります。
車の状態をよく確認して選択しましょう。
ホリデー車検日立大みか店では、エアコンまわりの点検・修理から新車への乗り換えまで、幅広いサービスを行っています。
車のことならなんでも、お気軽にご相談ください!
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暖房の付け方は?ボタンはどれ?仕組みは?
意外と聞かれることが多いのは、車の暖房のつけ方など、基本的な面です。
車の暖房の仕組みや暖房のボタンについても確認しましょう。
車の暖房はエンジンの排熱によって温まる
はじめに車の暖房の仕組みを説明します。
車は、エンジンをかけた後にエンジンが高温になりすぎるのを防ぐため、冷却水を通して外部に熱を逃がす機能を持っています。
この熱の一部を車内に向けて送るのが暖房機能です。
暖房は「A/C」ボタンをつけなくてもよい
車の冷房機能は、空気を圧縮する必要があるので「A/C」ボタンを押す必要があります。
しかし暖房機能はエンジンの排熱を利用するため、A/Cボタンを押さなくても温風が出てきます。
つまり、風量調節スイッチ+温度調節で暖房は利用できます。
なお、車のエアコンは25度を標準的な温度として設定しているため、25度を基準にして、ご自身にとって適切な温度を探す必要があります。
こういった暖房の使い方が分からない場合や、エアコンのパネルで使い方の分からない機能がある場合も、ガソリンスタンドで聞いてみてください。
どういった機能なのか、丁寧に教えてくれるでしょう。
>茨城県日立市で、車の暖房機能について知りたい方は『ホリデー車検日立大みか店』へご相談ください!
効率的な暖房のつけ方
記事の終わりに、効率的に車の暖房を利用する際に気にするべきことを紹介します。
乗車前に暖機運転してエンジンを温める
1つ目は「乗車前に暖機運転すること」です。
車の暖房はエンジンの排熱を利用するもので、エンジンが十分に暖まっていない場合は温かい風が吹き出すことはありません。
乗車前に2~3分エンジンをかけることで、乗りはじめから温かい風を受けつつ乗車できるでしょう。
車の外気導入と内気循環を使い分ける
2つ目は「外気導入と内気循環を使い分ける」ことです。
外気導入とは外の空気を取り入れて換気をしながら冷暖房する機能で、内気循環とは車内の空気を循環させて冷暖房する機能です。
いち早く車内を温めたい場合は、冷たい外気を遮断する、内気循環に設定することをおすすめします。
A/Cボタンをオフにする(曇りが出る場合はオンに)
A/C(エアコンプレッサー)機能は、主に除湿・冷房時に使用する機能で、暖房時はオフにしても問題ありません。オンにすると燃費の悪化にもつながります。
一方で、車内の湿度が高い場合は車の内側が曇る場合があります。
曇りが発生した場合はA/Cをオンにして、車内の湿度を下げましょう。
まとめ│冬が到来する前に暖房に関わる箇所の点検を
「車の暖房が効かない!寒い!」
こうした状態に見舞われた場合の対処法について解説しました。
車の暖房はエンジンの排熱を利用する単純な構造ながら、ファン・センサー・温度調節機能など複数の設備を利用しています。
いずれかの設備が故障すれば暖房は機能しなくなるので、原因について悩むよりもガソリンスタンドなど車の専門家に確認を依頼することをおすすめします。
特に原因が冷却水であった場合はエンジンがオーバーヒートを起こす可能性もあるので、車の暖房が出にくくなったと思ったら、お近くのガソリンスタンドで相談してみましょう。
茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車検やボディーコーティングその他車に関する疑問をお持ちの方は、指定工場併設のガソリンスタンド『ホリデー車検日立大みか店』にご相談下さい。
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