車が黒だと汚れやすい。予防対策、汚れ別の落とし方、黒・白の汚れやすさ比較を解説
車が黒だと「汚れやすい」、「洗車したのに汚れが落ちない」など、お悩みの声をよく伺います。
車は色に関わらず汚れがつくものですが、黒い車は特に汚れが目立つため、洗車をしてもスッキリしないと感じている方が多いのではないでしょうか。
またこれから車を購入する方で、汚れのことを考えると黒を選んで後悔しないか不安という方もいらっしゃると思います。
そこで今回は車の専門家である『ホリデー車検日立大みか店』が、黒い車の汚れ対処法をわかりやすく解説します。
黒い車の汚れ対処法 |
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黒いボディのクールな見た目をキープするために、気をつけるべきことがわかります。ぜひ最後までごらん下さい!
Contents
黒い車を洗車するポイントを紹介。「車が黒なら洗車しない」はNG。
黒い車を洗車するポイントは、以下のとおりです。
黒い車を洗車するポイント |
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マイクロファイバータオルは繊維がとても細くて車のボディを傷つけにくいため、洗車に最適なアイテムです。
吸収性・速乾性も高いため、洗車の拭き上げはもちろん、後ほど紹介する汚れ落としの際にも活用して下さい。
ここで「黒い車は洗車しても汚れが目立つから洗車しなくていいのでは?」と思った方もいらっしゃると思います。
実はこの情報は間違っていて、正しくは以下のとおりです。
「黒の車を洗車機で洗うと、細かい無数の傷がついて汚れが目立ちやすくなるケースがある。
そのため黒いボディの美しさにこだわる場合は、洗車機を使用しないほうがいい。」
大気や雨風の影響、走行中に付着する汚れは塗装を劣化させます。車のボディを良好な状態に保つために、洗車は大切です。
黒い車を買っても後悔しない!汚れを予防するボディコーティングを解説
車の黒いボディに、汚れがつきにくい状態をキープするのがベストですよね。
汚れの予防方法は、ボディコーティングです。
ボディコーティングとは |
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ボディの塗装を守るために、コーティング剤を塗ることです。
塗装をコーティング剤の膜で包むことによって、以下の効果が得られます。
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ボディコーティングは自分でもできますが、より美しくて耐久性の高いコーティングを希望する場合は、プロに依頼するのがおすすめです。
コーティング剤は3種類
コーティング剤は大きく分けて3種類です。それぞれの特徴を紹介します。
コーティング剤は3種類 |
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【油脂系コーティング】
「ワックス」というとわかりやすいですね。油の膜で塗装を覆うイメージです。 自分でも簡単にボディコーティングができますが、油の性質上熱に弱く、耐久性が低い点がデメリットです。 【ポリマーコーティング(樹脂コーティング)】 合成樹脂のコーティング剤です。合成樹脂は、プラスチックをイメージするとわかりやすいですね。 ボディの細かいキズを埋めてくれるので、塗装が劣化するのをくいとめてくれます。 ただし熱に弱くて紫外線も通すため、定期的(数ヶ月〜長くて半年)にコーティングしなおす必要があります。 【ガラスコーティング】 ガラスのコーティング剤で、美しい光沢が出るため見た目が良く、耐久性が高いのがメリットです。 塗り直しのサイクルは1年ほどが目安です。 |
黒の車のピカピカな状態を長く保ちたい場合はガラスコーティング、手軽にコーティングしたい場合は予算に合わせて油脂系コーティング・ポリマーコーティングを選ぶのがおすすめです。
コーティング剤の性質もチェック
コーティング剤は大きく分けて3種類でした。予算や求める性能によって選ぶのですが、各種類の商品数が多いため悩むことと思います。
そんなときは、コーティング剤の性質も確認してみて下さい。
コーティング剤の性質 |
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【親水性】
ボディに水がつくと、ゆるやかな滝のようなイメージで水が流れるタイプ。雨が降っても水しみができにくい。 【撥水(はっすい)性】 ボディに水がつくと、細かな水滴になるタイプ。水滴がすぐにかわいてしまうため、水しみができやすい。 【疎水(そすい)性・滑水(かっすい】性】 ボディに水がつくと、大きな粒の水滴になるタイプ。水滴が乾きにくいため、しっかり拭き上げをすると水しみができにくい。 |
例えば青空駐車場を利用していて雨の水しみに悩んでいるなら、「ガラスコーティングで親水性のもの」を選ぶと、コーティング前と比べて水しみの予防効果を実感できます。
ボディコーティングについて、コーティング剤の種類・性質を紹介してきました。
黒い車のキレイな見た目をキープしたい場合にはボディコーティングが有効ですが、どのボディコーティングも時間とともに効果が低くなります。
効果の持続性を高めるために、ぜひ前述した洗車のポイントをチェックしながら洗車をして下さい。
黒い車のボディを傷つけずに汚れを落とす方法
車のボディに汚れがついたら、早めに落とすのが大切です。
汚れによってキレイに落とす方法が違うため、一緒に確認しましょう。
雨の汚れ
雨には大気中の汚染物質が含まれていて、乾くと灰色の汚れになりますよね。
雨の汚れは、中性のカーシャンプーで洗い流しましょう。
洗車しても汚い水しみ
水道水で洗車をして「拭き上げをしない」、「自然乾燥してしまった」という場合に、白い水しみができます。
黒い車の水シミは特に目立つので、キレイにしたいですよね。
水しみは水道水に含まれるミネラル等の成分が残ったものなので、基本的には洗車時にしっかり拭き上げをして予防しましょう。
しつこい水しみがある場合は、酸性の車用クリーナーで落とします。
ただし、しつこい水しみを無理に落とそうとすると塗装にも影響します。どうしても落ちない水しみは、プロに相談するのがおすすめです。
虹色の汚れ
車のボディにワックスを塗ってから雨が降ると、油の影響で虹色の汚れになることがあります。
この汚れを放置すると、大気中のゴミが付着してさらに汚れてしまいます。
まずは新聞紙を水で濡らして、汚れを拭き取って下さい。汚れが取れにくい場合は、油膜除去用クリーナーを使うのがおすすめです。
このほか、花粉・鳥のフンなどの汚れがつくこともありますよね。こちらの記事で、さまざまな汚れの落とし方を紹介しています。
〈関連ページ〉車のボディに茶系(オレンジ・黄色)のしみ・斑点がつく主な原因は5種類。落とし方を解説
汚れが目立つ車は黒・白どちら?
車を購入する際に、黒・白どちらにするか迷った経験がある方も多いと思います。
汚れの目立ちやすさを比べると、どちらも目立ちやすいのが現実です。
- 黒:雨粒の汚れが目立ちやすい
- 白:雨の日に道路から跳ね返る砂・泥汚れが目立ちやすい
そのため、ライフスタイルによって汚れが気になるかどうかが変わるのではないでしょうか。
例えば...
- 青空駐車場に車を停めている&車に乗る頻度が少ない→白を選ぶと汚れが気になりにくい
- 屋根付きガレージに車を停めてる&車に乗る頻度が多い→黒を選ぶと汚れが気になりにくい など
黒・白どちらが合うかは人それぞれです。デザインの好みはもちろん、ライフスタイルも考え合わせて最適な選択をして頂けると幸いです。
まとめ
車が黒だと汚れが目立つというお悩みにスポットを当て、汚れを予防して威厳ある黒いボディを守る方法、汚れがついてしまった場合の対処法を紹介しました。
ぜひ洗車のポイントも意識しながら、黒のボディ独特の格好いい見た目を長くキープして頂けると幸いです。
またボディコーティングは自分でもできますが、実際にチャレンジするとドア・ミラーのまわりなど細かい部分までムラなく仕上げるのは難しいものです。
ボディコーティングの仕上がりと耐久性を意識する場合は、ぜひガソリンスタンド・整備工場などのプロに相談しながら最適な方法を選んで下さい。
茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で黒い車の汚れが不安・汚れで悩んでいるという方は、ホリデー車検日立大みか店がご相談を承ります。
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