車検シール「ナンバープレート用」とは|貼り方、貼る場所、剥がし方など解説
車検シールをよく見ると、「ナンバープレート用」と記載されていますよね。
「車検シールってナンバープレートに貼ることになったの?」、「すぐに剥がれるのでは?」などと不安を感じていないでしょうか。
車検シールはフロントガラスに貼るイメージが強いので、「ナンバープレート用」という言葉に戸惑いを感じていることと思います。
そこで今回は『ホリデー車検日立大みか店』が、「ナンバープレート用」の意味、車検シールの正しい貼り方、貼る位置などをわかりやすく紹介します。
Contents
車検シール「ナンバープレート用」とは?
実は車検シールの「ナンバープレート用」という記載はバイク用のもので、自動車には関係ありません。
車検シール裏面にシールを貼る手順が記載されているので、見てみて下さい。上が自動車用の手順、下がバイク用の手順です。
- 自動車用の手順:「《前面ガラス用》検査標章貼り合わせ方法」を見る
- バイク用の手順:「《ナンバープレート用》検査標章貼り合わせ方法」を見る
自動車用・バイク用で車検シール台紙を変えてくれると良いのですが...。
現在は共通の台紙を使っているため、自動車をお持ちの方が「車検シールってナンバープレートに貼ることになったの?」と誤解しやすい状況となっています。
自動車の車検シールは全面ガラス(フロントガラス)に貼り付ける必要があります。間違ってナンバープレートに貼らないよう、十分にご注意下さい。
車検シールの正しい貼り方|車検シールを貼り付けできる状態にする手順
車検シールの「ナンバープレート用」という記載が自動車に関係無いとわかったので、次に車検シールの正しい貼り方を確認しましょう。
車検シールの正しい貼り方
車検シールの表面を見ながら、以下の手順で正しく貼り付けて下さい。
車検シールの正しい貼り方 |
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①「窓ガラス用ミシンA(山折り)」部分を山折り(下向きに折る) ↓ ②「ミシンB谷折り」部分を上向きに折る ↓ ③ ①で台紙から剥がれた部分のシールが、透明シールに付着する ↓ ④ ①で剥がれていなかった部分のシールを剥がす ↓ ⑤ 透明シールに青or黃シールがキレイに付着し、完成 |
古い車検シールの剥がし方
「新しい車検シールを貼りたいけど、古い車検シールが残っている」とお困りの方もいらっしゃいますよね。
現在の車検シールは、とても剥がれやすくなっています♪粘着部分を残さずキレイに剥がす方法を、一緒に確認しましょう。
車検シールをキレイに剥がす方法 |
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【準備物】
【車検シールをキレイに剥がす手順】 車検シールの四隅(どこでもOK)とフロントガラスの間にスクレイパーを入れ、少しずつ剥がす ↓ 車検シールが剥がれた後に、残った糊をガラスクリーナーで拭き取る |
スクレイパーが無い場合は定規でも代用可能ですが、スクレイパーの方がスムーズに車検シールを剥がせます。
「透明シールが無い」とお困りの方へ|すでに透明シールが付着しています
車検シールの正しい貼り方を紹介しましたが、お手元の車検シールに「透明シールが無い」という方もいらっしゃると思います。
これは一般的に、すでに透明シールが付着している状態です。
車検を実施した整備工場等が「車検シールの正しい貼り方 ①〜⑤」を済ませて、すぐに貼れる状態で渡してくれたということです。
受け取った車検シールを台紙から剥がし、そのままフロントガラスに貼り付けて下さい。
ただし不安な場合は、車検を実施した整備工場・ディーラーなどに確認するのがおすすめです。
車検シールを貼る場所は2パターン
車検シールは、以下の点を守って貼る必要があります。
- 運転者・外部の人が視認できる位置
- 運転の邪魔にならない位置
貼る場所は主に2パターンで車によって正しい場所が違うため、確認して下さい。
パターン①フロントガラス中央上部
バックミラーがある車は、フロントガラス中央上部のバックミラー裏に車検シールを貼ります。フロントガラス上部に着色がある場合は、着色部分の下に貼りましょう。
着色部分に車検シールを貼らない理由は、外部から見たときの視認性が悪いためです。
パターン②助手席側のフロントガラス上部
バックミラーが無い車もありますよね。そんなときは、運転者から一番遠い位置に車検シールを貼ります。
つまり助手席側のフロントガラス上部の隅が、車検シールの正しい位置になります。
※車検シールを貼り付ける位置について(2022年12月追記)
現在、車検シールを貼る場所の変更が検討されています。
当初は2023年1月より変更内容が実施される予定でしたが、法改正等が見送りとなりました。
今後、法改正等が決まりましたら改めてお知らせいたします。
〈参考〉京都府自動車整備振興会
車検シール貼り付けは必須|50万円以下の罰則アリ
最後に、「車検シールの貼り付けに失敗した。絶対に貼らないとダメ?」などと疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
車検シール貼り付けが必要な理由、貼らない場合の罰則、再発行について簡単にお話しします。
車検シールの貼り付けが必ず必要な理由
国は車検シール貼り付けを義務としています。
その主な理由は、整備不良の車による事故を防止するためです。
整備をしても防止できない事故があることも事実ですが、車の明らかな不具合の放置が原因で起きる事故を、未然に防げますよね。
「車検を通過した=国が定めた保安基準を満たしている」という証明となるため、車検シールは必ず貼り付けて下さい。
車検シールを貼らない場合の罰則
車検シールを貼らない場合、以下の罰則に処されます。
罰則 |
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50万円以下の罰金 〈参考〉道路運送車両法 第百九条 |
減点はありませんが、重い罰ですよね。
故意に車検シールを貼らないことはもちろん、いつの間にかシールが剥がれてしまったなどということも無いよう、十分にご注意下さい。
車検シールは再発行可能
「車検シールを貼る位置が間違っていた」、「車検シールが破損してしまった」などの場合、再発行が可能です。
早急に再発行手続きをしましょう、
手続き |
普通自動車 | 軽自動車 |
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再発行場所 | 最寄りの運輸支局 | 軽自動車協会 |
準備物 | ・車検証の原本 ・認印 ・貼り付けに失敗・破損した車検シール |
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再発行の流れ | 再発行場所に行く ↓ 印紙(申請手数料)を購入 ↓ 申請書類を作成し、印紙と一緒に提出 ↓ 車検シール再発行 |
車検シールの再発行は、全国どこでも申請できます。
また前述したとおり車検シールを貼り付けていない車は運転できないため、車検シールを貼る車で再発行場所に行く必要はありません。
通常は30分〜1時間ほどで再発行されますが、時期や再発行場所によって時間がかかるケースもあります。時間に余裕を持って手続きに行きましょう。
再発行の前に貼り直しにチャレンジしたい!という方は、こちらの記事をごらん下さい。
〈関連ページ〉車検シールは貼り直しできる。剥がし方、正しい貼り方・位置、再発行の方法など解説
まとめ
車検シールに記載されている「ナンバープレート用」という言葉は、バイク用のものでした。
普通自動車の車検シールは、従来どおりフロントガラスに貼り付けるという点にご注意下さい。
また車検シールには正しい貼り方・位置があり、万が一間違って貼り付けた場合には再発行が可能です。
車検シールを貼り付けしない場合は罰則があるという点を念頭に置き、今回の情報を参考にしながらスムーズに車検シールを貼り付けて頂けると幸いです。
今回は車検シールについてお話ししましたが、車検に関する疑問や不安をお持ちの方は意外と多くいらっしゃいます。
ぜひお近くのガソリンスタンドや整備工場などを活用して、車検に関するお困りごとを解決して下さい。
茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車検に関する疑問・不安をお持ちの方は、『ホリデー車検日立大みか店』にご相談下さい。
ホリデー車検日立大みか店は車検実績5,000台以上、ディーラーと同品質でありながら低価格の車検を実施している、車検のプロです。
ガソリンスタンド車検って大丈夫?と不安をお持ちの方は、こちらの記事をごらん下さい。
〈関連ページ〉ガソリンスタンド車検の不安を解消|費用、ディーラーとの違い、メリット・デメリットなど
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