「ガソリンスタンドでタイヤ購入」5つの特徴を解説│注意点や他の購入場所との比較も紹介

「ガソリンスタンドでタイヤ購入はできますか？」
「ガソリンスタンドでのタイヤ購入は安い？技術的に大丈夫？」
このように、ガソリンスタンドのタイヤ交換についての質問を頂くことがあります。

そこで本記事では、ガソリンスタンドでタイヤを購入する場合の特徴について解説します。

カーディーラーなど、その他の購入場所との比較やタイヤ購入の決め手、実際に依頼する前に知っておきたい注意点についても紹介しますので、どこでタイヤを交換するべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

このコラムのポイント
ガソリンスタンドでは、比較的安価にタイヤの購入、交換ができ、その後のメンテナンスも気軽に受けられるメリットがあります。 一方で、タイヤの選択肢が少ないなど、タイヤのメーカーや特徴にこだわる方には向かない可能性もあります。 スタンドの設備やスタッフの技術水準によっても満足度が変わりますので、自社工場の有無、整備資格の有無なども確認することをおすすめします。

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タイヤ購入の視点で見た、ガソリンスタンドの特徴

はじめに、タイヤを購入・交換する視点で見た場合のガソリンスタンドの特徴を解説します。

次の5つの特徴がありますので、迷っている方は参考にしてください。

 

店舗数が多く近くにお店がある可能性が高い

1つ目は、店舗数が多く近くにお店がある可能性が高いことです。

経済産業省の調査によると、全国の給油所（ガソリンスタンド）の店舗数は令和5年度末で27,414件で、減少傾向にあるものの多くの店舗が存在しています。

〈関連リンク〉経済産業省：令和５年度末揮発油販売業者数及び給油所数を取りまとめました

お住まいの近くにある可能性も高く、「タイヤを交換したい」と思い立ったとき、気軽に立ち寄れる点は大きなメリットです。

他のタイヤ交換できる店舗より安価

2つ目は、カーディーラーなど他の店舗と比較して安価にタイヤを交換できることです。

ガソリンスタンドは次のように様々な収益源があります。

• ガソリンや灯油などの販売
• 自動車の洗車サービス
• オイルやバッテリー交換などのメンテナンス
• 自動車の整備や車検の代行サービス
• 新車、中古車の販売　など

タイヤ交換での利益率が低い場合でも、他の収益源でスタンドの経営を維持できることから、比較的安価にタイヤの購入、交換が可能です。

交換後のメンテナンスを受けやすい

3つ目は、タイヤを交換した後のメンテナンスを受けやすいことです。

タイヤは購入、交換後のメンテナンスが重要です。
交換直後はホイールナットが緩む可能性があることから、一定期間走行後に増し締めが必要です。

そのほか空気圧のチェックなど、定期的に受けるべき整備についても、メンテナンスに立ち寄りやすい点もメリットといえます。

〈関連記事〉【タイヤの空気圧】ガソリンスタンドでの頼み方を解説│セルフでも点検・充填してくれます

タイヤの状態・交換時期を相談しやすい

4つ目は、タイヤの状態や交換時期について相談しやすいことです。

タイヤには、スリップサインや側面のひび割れなど、交換するべきタイミングを示す兆候がありますが、整備に慣れていない方は判断がつき辛いものです。

ガソリンスタンドであれば、スリップサインの残りやタイヤの劣化の状態などについて気軽に相談できます。

〈関連記事〉タイヤを限界まで使うのはNG？スリップサインが出てから？バーストの前兆と原因も解説

タイヤ専門店・カー用品店より製品の選択肢が少ない

5つ目は、タイヤ専門店やカー用品店といった店舗と比較して、製品（タイヤ）の選択肢が少ないことです。

給油スペースなどを確保するため、ガソリンスタンドはタイヤの在庫を多くは用意できません。

このため、特定メーカーのタイヤに交換したい場合や、複数の種類から選択したい場合など、希望を叶えられない可能性があります。

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ガソリンスタンド以外のタイヤ購入場所と特徴

タイヤの購入、交換はガソリンスタンド以外の場所でも依頼できます。
それぞれ特徴を紹介しますので、依頼先を選ぶ際の参考にしてください。

タイヤ交換する場所	特徴
カーディーラー	部品交換に純正部品を使用することから、品質や互換性について安心できる。 工賃や部品の価格が高く、一般的に費用は高め。 選べるタイヤの種類が少ない場合が多い。
カー用品店	タイヤや部品の選択肢が多く、求める品質や予算に合わせて選べる。 比較的交換工賃が安く設定されている。 整備技術や知識がスタッフによってバラツキがある。
タイヤ専門店	タイヤや部品の選択肢が多く、求める品質や予算に合わせて選べる。 比較的交換工賃が安く設定されている。 タイヤ交換に特化した設備があり安心感がある。 整備技術や知識がスタッフによってバラツキがある。
整備工場	比較的交換工賃が安く設定されている。 工場によって規模、設備にバラツキがある。 整備技術や知識がスタッフによってバラツキがある。 選べるタイヤの種類が少ない場合が多い。
ネット通販	好みのメーカーのタイヤを安価に購入できる。 作業店にて、取付工賃が別途必要な場合がある。 所有する車に適合するか自身で判断する必要がある。
ガソリンスタンド	比較的交換工賃が安く設定されている。 整備技術や知識がスタッフによってバラツキがある。 選べるタイヤの種類が少ない場合が多い。 給油のついでに、タイヤ交換や整備について相談しやすい。

タイヤ交換を依頼できる店舗には、こうした特徴があります。

手間や価格を抑えてタイヤを購入、交換したい場合は、「カー用品店」「タイヤ専門店」「整備工場」「ガソリンスタンド」といった選択肢がおすすめですが、いずれも整備技術や知識がスタッフによってバラツキがある点に注意が必要です。

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タイヤ購入の決め手を紹介

タイヤの購入、交換を検討する場合、紹介したとおり複数の選択肢があることから、どこに依頼するべきか迷ってしまいます。

そこで購入、交換の際に検討するべき事柄を紹介します。

• タイヤ本体の価格
• タイヤ交換の工賃
• 廃タイヤの処分費
• 整備の技術
• ネット上の口コミ

最も重視される点は、タイヤの購入、交換にかかる費用です。

タイヤ本体の価格に加えて、交換工賃や廃タイヤの処分費、その他持ち込み費用や窒素充填など必要に応じて料金が加算されます。
相見積もりを取る場合は、総額で判断することが重要です。

また、整備の技術については、後述する「自社工場」「整備資格」の有無を確認しましょう。
GoogleMapなどに掲載されている口コミを確認することも有効です。

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ガソリンスタンドでタイヤ交換する場合の注意点

記事の終わりに、ガソリンスタンドでのタイヤ交換を検討する場合の注意点を紹介します。

自社工場の有無を確認

1つ目は、自社工場の有無を確認することです。

自社工場を併設するガソリンスタンドであれば、交換にかかる時間や費用を抑えられます。

また、国土交通省からの認定を受けた指定工場のあるガソリンスタンドであれば、一定の設備を有し十分な技術を持つことも期待できます。

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整備資格の有無を確認

2つ目は、整備資格の有無を確認することです。

タイヤの脱着のみであれば、資格を保有していないスタッフでも作業は可能です。

しかし、タイヤは安全に運転するために最も重要な部品のひとつですので、十分な技術と知識を有した方にお願いしたいもの。
ガソリンスタンドに資格を有した整備士が常駐しているか、確認しましょう。

＞ホリデー車検日立大みか店は「国家資格整備士が分かりやすく解説」

まとめ│ガソリンスタンドでのタイヤ交換は店舗次第

ガソリンスタンドでタイヤの購入、交換をする場合の特徴についてお伝えしました。

日々の給油で利用するガソリンスタンドは、店舗によってはタイヤの購入、交換にも対応していますので、スタッフの人柄がよく見積もりの金額にも納得いく場合は気軽に依頼してみましょう。

整備士資格を持つ方が常駐し、指定工場を併設しているガソリンスタンドであれば、高い技術や知識を有することも期待できますので、技術力に不安を持つ方はスタッフに気軽に相談することをおすすめします。

 

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