融雪剤で錆びる?錆びない?冬のドライブでも愛車を綺麗に保つ方法を解説
「融雪剤で錆びる、錆びない、どっちですか?」
こうした質問を頂くことがあります。
本記事では、冬季に道路に撒かれる融雪剤によって車が錆びるのか錆びないのか、また車をコーティングするなど、錆びないようにする対策についても解説します。
車の錆びは一度発生すると対処が困難ですので、発生する前に対策を取ることが重要です。
雪国の方でなくても、橋の上など凍結しやすい場所では融雪剤が撒かれることがあり、どなたも関係がありますのでぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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融雪剤によって愛車が錆びることは防ぎたいもの。普段利用するガソリンスタンドで定期的に洗車することでも、錆びを防げますので意識して利用しましょう!
Contents
「融雪剤で錆びる」は本当?
はじめに、融雪剤で錆びるのは本当なのか、そもそも融雪剤の正体から確認してみましょう。
融雪剤の正体:塩化カルシウム
融雪剤とは、雪や氷を溶かすために使用される化学物質で、成分の多くが「塩化カルシウム」で構成されています。
塩化カルシウムは水と反応すると発熱する性質がありますので、主に次の2つの効果を期待されます。
- 道路に降り積もる雪を溶かす、融雪効果。
- 日中に散布することで夜間や早朝など、凍結を防止する効果。
こうした効果によって道路への積雪や凍結を防ぎ、スリップ事故を防止することが可能です。
融雪剤の付着で車は「錆びる」
積雪や凍結を防ぐ効果のある融雪剤ですが、付着した場合に車が「錆びる」ことも知られています。
融雪剤(塩化カルシウム)には塩分が含まれていますが、車に付着すると酸化が進行して錆びとして車に影響を及ぼします。
特に、融雪剤を跳ね上げるタイヤまわりや車の底部は錆びの影響を受けやすい場所です。
錆びによって外観を損なうことに加えて、ブレーキまわりの金属製品やマフラーといった箇所で錆びが進行すると、運転の安全性を損なう可能性もあることから注意が必要です。
〈関連記事〉【ブレーキディスク】研磨って必要?どんな会社に依頼すればいいの?
融雪剤の人体への付着にも注意
なお、融雪剤は愛車だけでなく、人体への付着にも注意が必要な物質です。
皮膚に付着すると皮膚炎など肌トラブルの原因となる可能性があります。
このため融雪剤を落とすために洗車する際は手袋をつけたり、洗車後にしっかり手を洗うといった後処理が必要です。

雪国でなくとも、深夜・早朝の路面凍結を防止するために融雪剤を撒くケースはあります。錆びが気になる方は、これから紹介する対策を検討しましょう!
融雪剤での錆び対策
紹介したように、融雪剤によって錆びが生じる可能性はあります。
どうすれば融雪剤による錆びを避けられるのか、具体的な方法を5つ紹介します。
- 洗車機の下回り洗浄を利用する
- 専門店での洗車サービスを利用する
- コーティングでキズを覆う
- アンダーコートを利用する
- 錆びない融雪剤を利用する
洗車機の下回り洗浄を利用する
1つ目は、ガソリンスタンドに設置されている全自動洗車機の「下回り洗浄」を利用することです。
下回り洗浄とは、洗車機下部から高圧の水を吹き付ける機能で、利用することで車の底部に付着した融雪剤や泥汚れを落とすことができます。
車の底部は手が届きづらく、自分で洗車する場合は中々汚れを落とせませんが、下回り洗浄を活用することで気軽に融雪剤を取り除くことができます。
また、洗車によってボディ上部などに付着した融雪剤や汚れを取り除ける点もメリットです。
〈関連記事〉【ガソリンスタンドの洗車│機械と手洗いどっちがいい?】メリット・デメリット比較と費用・注意点まで解説
手洗い洗車サービスを利用する
2つ目は、ガソリンスタンドなどで実施されている手洗いの洗車サービスを利用することです。
ガソリンスタンドやカー用品店などでは、スタッフが手洗いで洗車をするサービスを提供していることがあります。
こうした専門店では、車をリフトアップして底部まで洗浄できたり、高圧で底部を隅々まで洗車できるノズルなど、特殊な設備が用意されています。
また、融雪剤や泥が溜まりやすい箇所を熟知したプロが丁寧に洗車してくれますので、徹底的に融雪剤や汚れを落とせる点がメリットです。
コーティングでキズを覆う
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3つ目は、ガラスコーティングなど、コーティングを利用してキズを覆うことです。
融雪剤は車の金属部分に影響を与えて錆びを引き起こすことから、底部への対策が重要視されます。
しかし車体上部やサイド部分であっても、キズのある箇所から錆びが生じる可能性は避けられません。
ここでガラスコーティングなどでキズを覆うことで融雪剤による錆びの発生を防ぐことができます。
ガラスコーティングは汚れの付着を防ぐ効果もありますので、雪や泥汚れの付着を防ぎ、洗車によって速やかに汚れを落とすことも可能になります。

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アンダーコートを利用する
4つ目は、アンダーコートを利用することです。
アンダーコートとは、融雪剤が付着しやすい車体下部に対して防錆処理を施すことを指します。
防錆処理があることで、融雪剤が付着した場合でも錆びが発生しづらくなる効果があります。
なお、アンダーコートは施工していない会社もありますので、利用を検討している場合は施工店に確認してみましょう。
錆びない融雪剤を利用する
5つ目は、錆びない融雪剤を利用することです。
一般的に、県や市町村などの公的機関は塩化カルシウムを主成分とした融雪剤を使用しています。
このため公道であれば車に融雪剤が付着することは避けられません。
一方で自宅の駐車場などに融雪剤を撒く場合は、錆びない融雪剤を選択することで錆びの発生を防ぐことが可能です。
たとえば、酢酸カルシウムや尿素系の融雪剤であれば、錆びを生じさせずに積雪や凍結を防げます。

こうした対策を施すことで、冬場の愛車の錆びを防ぎましょう!海の近くをドライブした際も洗車がおすすめです!
冬の路面でも愛車を綺麗に保つ方法
冬の道路を運転するとき、気にする必要があるのは融雪剤による錆びだけではありません。
雪と土が混ざった泥を跳ね上げることや、雪に含まれる細かな汚れが車を汚すことから、綺麗に保つためには対策が必要です。
〈関連記事〉【冬の洗車】汚れる理由と対策を解説「拭き取りしないでいい?」など、よくある疑問にも回答
定期的に洗車する
1つ目は、定期的に洗車することです。
車に付着した泥やホコリなどの汚れは、時間が経過すると固着し取りづらくなってしまいます。
このため、1週間に1度など、定期的に洗車して汚れを早期に取り除くことが重要です。
汚れに加えて、付着した融雪剤を早めに取り除くことで、錆びを軽減する効果も期待できます。
雪道を走行したらすぐ洗車する
2つ目は、雪道や凍結した道路を走行した場合は、すぐに洗車することです。
積雪や凍結した道路には融雪剤が多く撒かれていることから、下回りを中心に多くの融雪剤が付着します。
可能な限り早く取り除くことで、錆びが発生する可能性を下げられます。
カーポートやカバーを利用する
3つ目は、カーポートや車用のカバーを利用することです。
雪には細かなチリが含まれていますので、青空駐車して雪が降り積もると汚れが堆積することとなります。
カーポートや車用のカバーを利用すれば雪による汚れを防ぐことができますので、車の汚れを防ぐことに加えて洗車の頻度・手間を少なくすることも可能です。
〈関連記事〉青空駐車でもコーティングする5つのメリット解説│青空駐車の影響やコーティング後のお手入れ方法も紹介
まとめ│融雪剤の錆びを洗車で防ごう
「融雪剤で錆びる?錆びない?」
こうした疑問にお答えしました。
融雪剤の主な成分は塩化カルシウムであることから、車体に付着することで錆びが生じることは間違いありません。
特に水や泥が跳ね上がる下回りは融雪剤が付着しやすく、洗車機の下回り洗浄や専門店での洗車サービスによって定期的に洗うことが勧められます。
下回り以外のボディについても、キズから錆びが広がることもありますので、ガラスコーティングを施すなどして錆びを防ぐ対策を取りましょう。
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