車のボディ・ガラス汚れの種類(ピッチタール、黒い汚れなど)、原因、落とし方を解説
「車を走らせる=ボディ・ガラスの汚れは避けられない」とわかっていても、車の汚れは嫌なものですよね。
水洗いやお手持ちのカーシャンプーでは汚れが落ちず、悩んでいる方も多いと思います。
そこで車の困りごとを解決するプロ『ホリデー車検日立大みか店』が、車のボディ・ガラスにつく汚れの種類、原因、落とし方を解説します。
汚れの原因を見極めて正しい落とし方を選び、ボディの塗装やガラスの美しさを守りましょう!
Contents
車のボディ・ガラス汚れの種類と原因
車のボディ・ガラスは常に外気にさらされているため、さまざまな種類の汚れがつきます。
的確な落とし方を選ばないとボディやガラスを傷つける危険性があるため、まずは汚れの原因や特徴を確認しましょう。
見た目で汚れの種類を判断できるよう、色別に紹介します。
茶色いシミ(茶色・オレンジ・黄色)
車のボディ・ガラスにつく茶色いシミの原因は、以下のとおりです。
茶色いシミの原因 |
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原因 |
特徴 |
花粉 | 水と混ざることでとろみが出る |
蜂のフン | |
黄砂 | 金属とカビの成分が混ざっている |
虫 | タンパク質 |
鳥のフン | 成分未解明。尿酸が含まれているという説あり |
車のボディに付着する茶系のシミについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
〈関連ページ〉車のボディに茶系(オレンジ・黄色)のしみ・斑点がつく主な原因は5種類。落とし方を解説
白い汚れ
車のボディ・ガラスにつく白い汚れの原因は、以下のとおりです。
白い汚れ |
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原因 |
特徴 |
酸性雨や洗車後の水滴が原因の水垢 (イオンデポジット・ウォータースポット) |
ミネラル成分 |
塩害 | 海の潮や融雪剤の塩化カルシウムなど。サビに直結 |
紫外線による白化・黃ばみ | コーティング剤、樹脂系素材が溶けたもの |
※イオンデポジットとは、水に含まれるミネラル成分が原因でできる白いシミです。
イオンデポジットの症状が悪化するとウォータースポットになり、白いシミが凸凹した状態になります。
白い汚れは、大きく分けて2種類ですね。
- 外部から付着するもの
- ボディ・ガラスの成分が溶けだしたもの
汚れが混ざり合ってボディを傷めるケースもあるため、早めの対処が大切です。
黒い汚れ
車のボディ・ガラスにつく黒い汚れの原因は、以下のとおりです。
黒い汚れ |
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---|---|
原因 |
特徴 |
鉄粉 | 時間がたつとボディにしっかり付着。ボディを傷める |
砂・ホコリ・泥 | |
水垢・大気中の物質・ワックスが混ざった黒筋 | |
ピッチタール | アスファルトの成分 |
黒い汚れは時間がたつほど落ちにくくなるため、放置しないのが理想です。
その他の汚れ
その他汚れ |
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原因 |
特徴 |
油膜が原因の虹色の汚れ | ワックスの油と水分が混ざったもの |
車のボディ・ガラスにつく汚れの種類は数が多く、それぞれ違う性質を持っていましたね。
次に「汚れが落ちないときの対処法」と「汚れを予防する方法」を紹介するので、ぜひチェックして下さい。
車の汚れが落ちないときの対処法
車のボディ・ガラスにつく汚れは、早い段階であれば水洗いでキレイに落ちるケースがほとんどです。
問題は、放置して簡単に落ちない状態になったときの対処法ですよね。
中にはボディの塗装に侵食してしまう汚れもあり、こすって落とそうとするとボディが傷んでしまうことも...。
【高圧洗浄機で汚れを落とす→マイクロファイバータオル・スポンジで優しく拭く】という落とし方が基本ですが、どうしても落ちない汚れには、以下のアイテムを使って下さい。
汚れ |
アイテム |
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茶色いシミ | |
花粉 | 中性のカーシャンプー |
蜂のフン | |
黄砂 | 専用シャンプー |
虫 | 専用クリーナー |
鳥のフン | |
白い汚れ |
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水垢 (イオンデポジット) |
酸性の専用クリーナー |
水垢 (ウォータースポット) |
専用除去剤 |
塩害 | お湯で洗う |
紫外線による白化・黃ばみ | 研磨が必要 (プロに依頼) |
黒い汚れ |
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鉄粉 | 専用除去剤 |
砂・ホコリ・泥 | 水で落とす→中性シャンプーを泡立てて落とす |
水垢・大気中の物質・ワックスが混ざった黒筋 | 強力クリーナー |
ピッチタール | 専用クリーナー |
その他汚れ |
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油膜が原因の虹色の汚れ | 油膜除去用クリーナー |
一覧表で紹介したアイテムを使っても落ちない汚れは、ガソリンスタンド等のプロに依頼して落としてもらうのがおすすめです。
特に汚れがボディの塗料に侵食している場合は、「汚れを触るほどに塗装が剥がれる」といったトラブルが起きやすい状態です。
侵食を最小限でくいとめるために、ぜひプロに相談して下さい。
車の汚れを予防する方法
車の汚れを防ぐには【高圧洗浄機で水洗い→念入りに拭き上げ→屋根のある場所に車を保管】という作業を毎日欠かさないのがベストですが、難しいですよね...。
そこでおすすめなのが、ボディとガラスのコーティングです!
ボディとガラスのコーティングとは |
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【ボディコーティング】 ボディの塗装にコーティング剤を塗ると、以下の効果が得られます。 ・汚れがつきにくい ・汚れが落ちやすい ・汚れがついても、塗装まで侵食しにくい カー用品店でコーティング剤を購入して自分で塗ることもできますが、より高い効果&よりキレイな仕上がりを求める場合はプロに依頼するのがおすすめです。 【ガラスコーティング】 |
ボディコーティング剤は大きく分けて3種類で、それぞれ特徴があります。
- 油脂系コーティング:自分で簡単に塗れるが、耐久性が低くて虹色の汚れの原因になる
- ポリマーコーティング(樹脂コーティング):合成樹脂がボディを守る
- ガラスコーティング:耐久性が高く、光沢により高級感のある見た目
上記の中で一番耐久性が高いのはガラスコーティングで、塗り直しのサイクルは1年ほどが目安です。
※塗り直しのサイクルは、車の保管状況、汚れの状況などによって変わります。
こちらの記事でコーティング剤の効果、仕上がりなどを詳しく確認できます。
〈関連ページ〉車が黒だと汚れやすい。予防対策、汚れ別の落とし方、黒・白の汚れやすさ比較を解説
予算、耐久性などのバランスを考えながら、ぜひ最適なコーティングを選んで下さい。
まとめ
車のボディ・ガラスにつく汚れの種類を紹介し、落とし方も確認してきました。
できれば汚れのチェックはこまめにして頂き、汚れに気づいたら水とマイクロファイバータオルで優しく拭き取って下さい。
ただし汚れの種類が多いため、「自分で汚れをチェックして落とし方を考えるのが面倒」と感じる方も多いと思います。
「汚れを落とす時間がない」、「汚れが落ちない状態になってしまい、どうしたらいいかわからない」という場合は、最寄りのガソリンスタンド等に相談してみましょう!
茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車の汚れにお困りの方は、ホリデー車検日立おおみか店がご相談を承ります。
ホリデー車検日立大みか店は即日車検も可能な指定工場併設のガソリンスタンドです。
ディーラーと同様の高い技術力を持つスタッフが、車のお困りごとを解決いたします。
汚れの状況に応じてボディ・ガラスを傷つけずに対応致しますので、給油のついで・電話・LINEでお気軽にご相談下さい。
またホリデー車検日立大みか店では、ボディーコーティングの施工も可能です。
「ボディ・ガラスの健全な状態」や「キレイな見た目」を長くキープしたいとご希望の方は、ぜひお問い合わせ下さい。