【車検ステッカーは取り締まりの対象になる?】違反の内容解説│疑問や注意点も紹介

【車検ステッカーは取り締まりの対象になる?】違反の内容解説│疑問や注意点も紹介

車検の有効期限が記載される「車検ステッカー」

普段気にすることはありませんが、貼らないことで取り締まりの対象になる可能性があることをご存知でしょうか。

「罰金を支払うことになる」「取り締まりの対象にはならない」

様々な意見が飛び交う車検ステッカー。本当のところを確認してみましょう。

>茨城県日立市で車検を検討中なら『ホリデー車検日立大みか店』へ

このコラムのポイント
  • 車検ステッカー。法律では貼ることを義務付けられています。
  • ただし、注意で済むことが多い傾向に。
  • 車検切れを起こすと道路交通法違反。安全のためにも、車検ステッカーは正しく貼りましょう。

普段意識することの少ない車検ステッカー。実は貼らないと50万円以下の罰金を支払う可能性も…!? 根拠も交えて確認しましょう!

そもそも車検ステッカーって何?

そもそも車検ステッカーって何?

はじめに「車検ステッカーとは何か」再確認します。

車検ステッカーとは、車検を受けた結果、国が定めた安全基準に適合していることを証する「車検証と共にもらえるシール」です。

表面には車検の有効期限となる年・月が記載され、裏面には有効期限の年月日が記載されます。

フロントガラスに貼り付けることで、車内外から車検の有効期限が分かるようになり、車検の期限切れを防ぐ役割を果たします。

茨城県日立市で車検のことでお悩みなら「ホリデー車検日立大みか店」にお任せください♪

>ホリデー車検日立大みか店への「お問い合わせ」

 

車検ステッカーは貼ってないと違反になるの?

車検ステッカーは貼ってないと違反になるの?

車検ステッカーは、貼らない場合に違反になってしまうのでしょうか。法的根拠も交えつつ解説します。

貼らないことで逮捕される?罰金は?

車検ステッカーは貼らないことで「50万円以下の罰金」を受ける可能性があります。

根拠となる法令は道路運送車両法です。

同法第六十六条によると「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。」とされています。

条文の「検査標章」が車検ステッカーを指します。

さらに第百九条九号によると「第六十六条第一項の規定に違反して、自動車検査証若しくは限定自動車検査証を備え付けず、又は検査標章を表示しないで自動車を運行の用に供した者」は「該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。」とあります。

つまり、車検ステッカーを貼らずに公道を運転した場合、50万円以下の罰金を受ける可能性があるということです。

>関連リンク:e-gov 法令検索 道路運送車両法

実は貼ってない車も?

ただし、実は車検ステッカーを「貼らずに運転する車」があることも確かです。

実は車検ステッカーを貼ってないことで警察に止められ、罰金を支払った経験を持つ人は見当たりません。

警察に注意されても、罰金まで支払うケースは稀なようです。

それでも、罰金を支払う可能性はゼロではありません。さらに車検の期日を忘れないためにも、車検ステッカーは適切に貼りましょう!

通報窓口もあります

車検ステッカーについては、警察とともに国土交通省も対策を行っています。

平成29年に行われた報道発表によると、車両の車検切れ対策として以下の対策を実施。

 

  • 車検切れ1 年以内の車両の使用者に対して無車検運行の注意喚起ハガキを送付
  • ナンバー読取装置を用いた車検証情報の突合・無車検運行の禁止と車検受検を促す指導ハガキを送付
  • 国交省HP の無車検・無保険車通報窓口に通報のあった車両に対し注意文書の送付
  • 警察と連携して実施する街頭検査等の際に無車検車両運転者に対し直接指導
  • フロントガラス等に貼っている車検ステッカーを視認性の高いものに変更

 

このうち、街頭検査では車検ステッカーが貼られていない、または期限切れの車が指導の対象になったことが予想されます。

さらに国土交通省が設置している「無車検・無保険車通報窓口」では車検ステッカー未貼付車両の通報も行われています。

車検ステッカーを貼り付けていないと、こうした指導の対象になるかもしれません。

>関連リンク:国土交通省 無車検車両の使用者に対し注意喚起を行っています。
>関連リンク:国土交通省 無車検車・無保険(共済)車通報窓口システム

車検ステッカーを偽造する人も

「車検ステッカーを貼り付けていなくても罰金にはなりづらい。でも止められるのも面倒。なら数字を書き換えれば?」と思ってしまう人も中にはいるかもしれません。

しかし2020年、車検ステッカーを偽造して販売した人が逮捕される事件も発生しています。

車検ステッカーの偽造は犯罪に当たるので、ステッカーの期限切れを見つけた場合には、後述する、運輸局での再発行手続きをとりましょう。

>関連リンク:日本経済新聞 不法滞在者向け偽車検ステッカー横行

車検ステッカー「貼らないことで起こること」

車検ステッカー「貼らないことで起こること」

車検ステッカーがどういっや役割を果たすのかを解説してきました。

改めて、車検ステッカーを貼らないことで、どんなデメリットを受けてしまう恐れがあるのか確認します。

罰金を支払う可能性

ここまで解説したとおり、車検ステッカーを貼らないことで「50万円以下の罰金」を払うことになる可能性があります。

「注意を受けても罰金は払わないでよい」は過去の話です。
2022年、自転車の交通違反が厳罰化されたように、警察の方針が変わり、積極的に取り締まる方向に変わる場合もあるので注意しましょう。

>関連リンク:NHK 自転車の悪質交通違反 取り締まり強化「赤切符」交付へ警視庁

車検切れで走行してしまう可能性

さらに「車検が切れたまま走行する可能性」もあります。

普段、車検証を見る機会はありません。車検ステッカーが無ければ、私たちが車検の有効期限を認識するのは困難です。

期限を忘れたまま車検が切れてしまい、そのまま走行すれば免停処分や罰金を受けることになります。

>関連リンク:車検が切れた場合にどうするかは4パターン。車検が切れたままの場合の罰則なども解説

修理などの入庫を断られる可能性

ディーラーや工場の方針にもよりますが「入庫を断られる可能性」も。

罰金を支払う可能性は低いものの、車検ステッカーを貼らずに走行することは法律違反です。

法律に違反した車両に対して、車検や整備を行うことを拒否する方針の会社もあるようです。

茨城県日立市で車検のことでお悩みなら「ホリデー車検日立大みか店」にお任せください♪

>ホリデー車検日立大みか店への「お問い合わせ」

 

車検ステッカーにまつわる「Q&A・注意点」

車検ステッカーにまつわる「Q&A・注意点」

記事の終わりに、車検ステッカーに関する疑問や注意点を解説します。

車検ステッカーをもらってない。どうすればいい?

中には、車検を行ったのに車検ステッカーをもらっていない人もいるかもしれません。

実は車検を代行業者が自社工場で行う場合、車検を行う日と代行業者が運輸局で申請し車検ステッカーをもらう日とで、タイムラグが生じてしまい、車検ステッカーがない期間が生まれてしまうのです。

この場合、代行業者は「保安基準適合証」を発行することができ、車検証と同じ効果を発揮してくれます。(道路運送車両法第九十四条の五)

なお、保安基準適合証の有効期限は15日間となっており、期限内に車検ステッカーをもらう必要があります。

>関連リンク:e-gov 法令検索 道路運送車両法

車検ステッカーをなくしたら?(運輸局での再発行)

万が一、車検ステッカーをなくした場合や、破損してしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

実は運輸局に赴けば「ステッカー再交付の申請」を行えます。

必要なものは以下のとおり。

  • 申請書
  • 理由書
  • 手数料納付書(印紙購入代300円が必要です)
  • 自動車検査証
  • 委任状(申請者=使用者の場合不要)

なお、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で手続きを行えます。

>関連リンク:関東運輸局 検査標章再交付(ステッカー再交付)
>関連リンク:軽自動車検査協会 検査標章(ステッカー)の再交付

車検ステッカー、日付の見方が分からないんだけど?

まとめ│車検ステッカー、しっかり貼ってデメリットを回避

車検ステッカーは裏側から見ると、「5年7月3日」などと記載され、表側は「7 5」などと簡略化されて書かれて、見方が分からないという声も聞かれます。

まず裏側については、「5年」は和暦を表していて、令和の場合「令和5年」を示します。月・日は記載のとおりです。

表側は、数字の大小があり、大きく書かれているのが「月」小さく書かれているのが「和暦」です。

車検ステッカーと車検証の日付が違う場合は?

「車検ステッカーを確認したところ既に期限が過ぎていて、慌てて車検証を確認すると期限内だった。」こんなケースもあります。

車検ステッカーと車検証の日付がずれている場合は「車検証の日付」を正としましょう。

念のため、車検証に記載されている名前・ナンバーが合っているか確認すると安心です。

気になる人は、先述した車検ステッカーの再交付も行いましょう。

車検ステッカーを貼る位置、2023に変更があります

車検ステッカーを貼る位置、2023に変更があります

最後に注意点です。

令和5年7月より、車検ステッカーの貼付け位置が「運転席から見やすい位置に変わります」

今までは前方から見やすい位置で、フロントミラー中央部に貼り付けるケースが多かったので、自分で車検ステッカーを取り付ける場合には注意が必要です。

>関連リンク:国土交通省 検査標章(ステッカー)

 

まとめ│車検ステッカー、しっかり貼ってデメリットを回避

車検ステッカーのこと、車検のこと。車について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください!

>ホリデー車検日立大みか店への「お問い合わせ」

車検ステッカーが取り締まりの対象になるのか、法的な根拠も含めて解説しました。

結論としては「取り締まりの対象になるが、実際は注意で済むケースが多い」というもの。

ただし、捕まらないからといって車検ステッカーを貼らないのはおすすめできません。

万が一車検が切れたまま走行してしまうと、道路交通法違反になる上、未整備の状態で走行することとなり非常に危険です。

正しく車検ステッカーを利用して、安全なドライブを楽しみましょう。

 

茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車検間近の方は、指定工場併設のガソリンスタンド『ホリデー車検日立大みか店』にご相談下さい。

ディーラー同様の技術・経験を持つ整備士が、丁寧にご希望を伺ったうえで現状に合うアドバイスをさせて頂きます。

画面右上のボタンからLINE・電話にてお気軽にお問い合わせ下さい!

ホリデー車検
ホリデー車検

ホリデー車検日立大みか店では、毎日のメンテナンスのご相談から、安く新車を購入する相談まで受け付けています♪詳しくはこちらをご確認のうえ、LINE・電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

※無理な勧誘、しつこい電話営業などは一切行っておりません。ご安心下さい。