【車検に通らない車・タイヤ】12の特徴を紹介│車検を通したい人が知りたい質問へも回答

【車検に通らない車・タイヤ】12の特徴を紹介│車検を通したい人が知りたい質問へも回答

車検を依頼する際に「もし車検が通らなかったらどうしよう」「車検に落ちたらどうなるの?」こうした不安を抱えることがあります。

本記事では、車検に通らない車やタイヤについて解説します。

スムーズに車検を通して時間や費用を節約するとともに、いつ車検を受けても問題ないくらい安全な状態で常に運転するよう心がけましょう。

ホリデー車検
ホリデー車検

普段から適切な手入れを施すことで、車検にかかる費用を抑えることもできます。本記事を読んで日常的な点検を行えるようになりましょう!

>茨城県日立市で車検・日常点検を検討しているなら『ホリデー車検日立大みか店』へご相談ください!

『車検に通らない車・タイヤ』12の特徴とは?

車検に通らない車・タイヤは、以下の12の特徴を持ちます。

それぞれの特徴を具体的に確認しましょう。

  1. 自動車の最低地上高9cmを確保できていない
  2. 窓ガラスの可視光線透過率70%を確保できていない
  3. フロントガラスに法律で定められたもの以外が貼り付けられている
  4. ブレーキやクラッチからオイルが漏れている
  5. マフラーからの排気音が96dBを超えている
  6. クラクションが鳴り一定以上の大きさの音が出る
  7. ワイパーが作動しない・ウォッシャー液が出ない
  8. 必要書類がない(車検証・納税証明書等)
  9. 反則金があるのに支払っていない
  10. タイヤの溝の残りが1.6mmを切っている
  11. タイヤの側面にひび割れが起きている
  12. タイヤが偏摩耗を起こして変形している

 

(1)自動車の最低地上高9cmを確保できていない

自動車の最低地上高9cmを確保できていない場合は車検に通らない可能性がある

自動車には、地面から車のボディの最も低い場所までを示す「最低地上高」が設定されています。

「最低地上高が9cmを切る場合」は車検に通らず、適切な地上高に直した上で再度車検を受ける必要があります。

>参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(最低地上高)」

(2)窓ガラスの可視光線透過率70%を確保できていない

窓ガラスの可視光線透過率70%を確保できていない場合に車検に引っかかる可能性がある

フロントガラスや運転席・助手席の窓ガラスに、外観デザイン上や眩しさ軽減のためにフィルムを貼り付けたり塗装する場合があります。

この場合に「可視光線透過率が70%を切る場合」は、運転手が周囲の状況を確認する妨げになることから、車検には通りません。

フィルムを貼り付ける場合は、可視光線の透過率が確保されたものを貼り付ける必要があります。

>参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(窓ガラス)」

(3)フロントガラスに法律で定められたもの以外が貼り付けられている

「車のフロントガラスに法律で定められたもの以外が貼られている」場合も車検で指摘されます。

フロントガラスに貼り付けてよいものの例は以下のとおりです。

  • 検査標章
  • 自賠責保険標章
  • テレビやナビのアンテナなど

お守りや装飾目的の飾りなども車検の際に指摘される恐れがあるので、外しておきましょう。

>参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示(窓ガラス)」

ホリデー車検
ホリデー車検

以下のコラムで紹介しているようなシール以外は、貼り付けていると車検に通らない場合も。視界の妨げにもなるので、外すことをおすすめします。

>関連コラム:車検?法定点検?丸いシールの見方や意味を解説

(4)ブレーキやクラッチからオイルが漏れている

ブレーキやクラッチからオイルが漏れている場合は車検に通らない

車検の項目の中には、ブレーキやクラッチといった「油圧装置のオイル漏れ」の確認項目もあります。

普段乗っているときには気づきにくい項目ですが、車検に出したときに気づいたら、オイル漏れの原因箇所を確認してしっかり修理しましょう。

>参考:法令検索「自動車点検基準

(5)マフラーからの排気音が96dBを超えている

外観や排気音にこだわるため、マフラーを交換・改造している場合は「排気音が96dBを超える」場合には指摘を受けます。

新車の頃から純正品を使用している場合は、気にする必要はないでしょう。

>参考:国土交通省「交換用マフラーを備えた四輪自動車等の騒音規制の取扱いを見直します」

(6)クラクションが鳴り一定以上の大きさの音が出る

クラクションが鳴り一定以上の大きさの音が出ることが車検が通る基準のひとつ

こちらも普段使うことはありませんが「クラクションが鳴動し一定の大きさの音が鳴る」ことも検査項目に入ります。

長く使用していないと、配線の断線や埃による接触不良を起こすパターンも考えられます。

万が一のときに鳴るように、普段から鳴動の確認が必要です。

>参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(警音器)」

(7)ワイパーが作動しない・ウォッシャー液が出ない

車検では「ワイパーの動作」「ウォッシャー液の動作」についても確認されます。

ワイパーもウォッシャー液も、作動しないと雨天や砂を被ったときに走行できなくなる危険性があります。

雨の日は乗らないという人も、突然の降雨で運転できなくなることのないよう、普段から確認しておきたい検査項目です。

>参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(乗用車等の窓ふき器及び洗浄液噴射装置の技術基準)」

(8)必要書類がない(車検証・納税証明書等)

必要書類がない(車検証・納税証明書等)も車検は受けられない

車検を受ける際には、車検証や納税証明書といった各種書類が必要です。

こうした「必要書類がない場合」は車検を受けることができません。

紛失した場合は再交付を受ける必要もあるので、余裕をもって車検を受けることをおすすめします。

>参考:自動車検査登録総合ポータルサイト「必要書類」

ホリデー車検
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車検証の紛失や再発行について聞かれることもあります。気になる方は、以下のコラムをご覧ください!

>関連コラム:「車検証を紛失した!運転していい?」再発行手続きも含めて解説します。

(9)反則金があるのに支払っていない

違法駐車で取り締まりを受けた場合などに「反則金を支払っていない」場合は車検を受けることはできません。

反則金を支払った領収書や、納付・徴収済み確認所といった書類を添付して提出する必要があります。

>参考:警視庁「車検拒否制度」

(10)タイヤの溝の残りが1.6mmを切っている

車検に引っかかりやすいタイヤの例

タイヤには、適切なグリップ力や排水能力を確保するために必要最低限の溝の深さを設定しています。

溝の深さが「1.6mmを切っている場合」は、制動力の低下や雨天時の排水性能の低下、最悪タイヤバーストといった現象が起きるので、車検とは関係なく適切な溝の深さを確保しておきましょう。

>参考:株式会社ブリジストン「タイヤの溝深さについて」

(11)タイヤの側面にひび割れが起きている

長年使用していると、タイヤが太陽光線や熱などで劣化します。このとき「タイヤの側面にひび割れ」があると、大きさによっては車検を合格できない可能性があります。

溝の残り深さと同様にバーストする恐れもあるので、自分でも確認する必要があります。

(12)タイヤが偏摩耗を起こして変形している

通常、タイヤは地面と設置している面全体が摩耗しますが、使用条件などによって部分的に摩耗が進行する現象です。

「偏摩耗が進行している場合、車検が通らない」恐れがあります。

偏摩耗は不快な振動・騒音を起こすだけでなく、タイヤの寿命低下にもつながるので、避けたいタイヤトラブルです。

ホリデー車検
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車検のとき、タイヤ交換を勧められることもあります。「通らない訳ではないんだけど…」言われたら困りますね。判断に迷ったら、以下の記事もおすすめです!

>関連コラム:「車検のときにタイヤ交換を勧められた」どうするべき?目安やタイミングを解説

 

ほかにも発煙筒の有無やヘッドレストの有無、ミラーの固着といった様々な点を車検では確認されます。

車検があるから車の状態を確認するのでなく、常日頃から車の状態を確認することが大事です。

>茨城県日立市で車検・日常点検を検討しているなら『ホリデー車検日立大みか店』へご相談ください!

車検についてのよくある疑問・回答

車検に通るかどうか、という疑問と関連して聞かれることの多い質問があるので、紹介するとともに解説します。

車検に通らなかった場合はどうするの?

車検で不適合となった場合は、該当箇所を整備して再入場できる

>出典:自動車技術総合機構「再入場(不適合の場合)」

車検に受からなかった場合は、自力整備か整備工場で整備する「当日再入場」、整備して後日来場する場合は「後日再申請」、15日間だけ有効な「限定自動車検査証」いずれかを選択することになります。

後日再申請となった場合は、支払っていた自動車重量税・自賠責保険料は返還されますが、検査手数料は再度支払うこととなる点に注意が必要です。

車検に通すためにするべきことは?

車検を通すために、普段から確認しておきたい15のチェックリスト

>出典:国土交通省「マイカーを点検しよう!日常点検15項目チェックシート」

車検を通すためには「日常点検を適切に実施する」ことが求められます。

国土交通省では、愛車を点検するための「日常点検15項目チェックシート」を公開しています。

それぞれの確認項目ごとに写真付きで分かりやすく解説されている資料もあるので、自動車の整備に慣れていない人でも気軽に整備し、車検に備えることができます。

>参考:国土交通省「日常点検15項目チェックシート 写真付きの解説資料」

まとめ│車検に通る車・タイヤで安全な運転を

茨城県日立市周辺で車検を検討しているなら「ホリデー車検日立大みか店」へご相談ください!

>茨城県日立市周辺で車検を検討しているなら「ホリデー車検日立大みか店」へご相談ください

車体やタイヤの状態次第では、車検に通らない場合があります。
こうした事態を避けるには普段から日常的に、愛車の点検を行うことが求められます。

しかし仕事や家事で中々点検の時間は取りづらいもの。整備についてはなおさらです。

そこでおすすめしたいのは、普段から愛車の点検の依頼できる業者を見つけておくことです。

今回紹介した点検箇所を自分で確認するとともに、プロにいつでも相談できる体制を作っておき、安全・安心に車に乗れるように心がけましょう。

 

茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車検に関する疑問をお持ちの方は、指定工場併設のガソリンスタンド『ホリデー車検日立大みか店』にご相談下さい。

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