ディーラー車検が高い!安くする方法はある?20万・30万の見積もりを受けた場合の対処法

ディーラー車検が高い!安くする方法はある?20万・30万の見積もりを受けた場合の対処法

「車検をディーラーに依頼したら想像より高い値段の見積もりになった」

ディーラーに車検を依頼した方の中には、こうした車検費用の悩みを抱える方もいるでしょう。

 

本記事は、ディーラーに車検を依頼したところ10万円、高いときは20万、30万の見積もりをもらった場合など、ディーラー車検を安くする方法を知りたい方におすすめです。

加えて単に車検費用を抑えたい場合にも有用な記事になっていますので、これから車検を受ける予定がある方はぜひ参考にしてください。

〈関連記事〉ディーラー車検をやめるメリット・デメリット|断り方、民間とどっちが良いかなど解説

このコラムのポイント
  • 車検を依頼する場合、通常はディーラーが最も高くなる
  • ディーラー車検の費用を抑える方法はあるものの、ディーラーに依頼する以上は大幅には安くなりづらい
  • 車検費用を大きく抑えたい場合は、乗り換えやディーラー以外での車検がおすすめ

ディーラー車検は信頼性や待ち時間の快適性が高い分、費用も高くなる傾向にあります。費用を抑えたい場合は、ディーラーにこだわらない方がよいかもしれません!

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そもそも車検とは?内容を紹介

車検と?内容について解説

そもそも車検はどうして受ける必要があるのでしょうか。

車検は道路運送車両法に定められた安全基準を満たしているか確認する作業のことで、一般道路を安全に走行することを目的に受けることとなります。

〈関連リンク〉道路運送車両法:第六十一条「自動車検査証の有効期間」

 

車検の費用は「法定費用・車検基本料・追加検査費用」の3つに分かれます。

このうち法定費用は、自賠責保険料や自動車重量税、印紙税といった費目が該当し、車種ごとに決められた費用を支払う必要があります。

車検基本料は、車検を依頼するディーラーに支払う手数料で、追加検査費用は車検の結果追加整備が必要な箇所に対して支払う費用です。

つまり、車検基本料と追加検査費用によって車検全体の料金が変わるということです。

〈関連記事〉【車検、高すぎる…!】5つの原因と対策を解説│乗り換えが手っ取り早い?

ディーラー車検が高い理由とは?

では、ディーラー車検が高い理由は何なのでしょうか。

主に以下の4つの理由で、ディーラーでの車検は他の車検を行う会社よりも高額であるとされています。

  • 最低限の整備に加えて予防整備をする
  • ディーラーの会社の維持費用が加味されている
  • 使用するパーツは基本的に純正品
  • 期間中の再整備無料の保障期間がついている

 

最低限の整備に加えて予防整備をする

最低限の整備に加えて予防整備をしてくれる

ディーラー車検は、最低限の整備に加えて予防整備を行う場合が多いことから、費用が高くなるとされています。

予防整備は、車検を通すために必要な点検に加えて、必須でないものの整備することを"勧められる"部品などを交換・整備することです。

 

多くの場合整備を行わなくても問題ない箇所ではありますが、整備することでより安心してドライブできるでしょう。ただし、車検の費用が高くなるという認識は必要です。

〈関連リンク〉日本自動車整備振興連合会(故障予防のために定期的な部品交換を!)

使用するパーツは基本的に純正品

ディーラーで車検を受ける場合、交換パーツは基本的に純正部品を使用する点も、ディーラー車検が高くなる理由に挙げられます。

純正品は車ごとに専用に作られていることから、パーツの不整合など不具合を起こしづらいメリットがあります。

一方で、どんな車にも使用できる汎用品と比較してパーツの費用が高くなる点には注意が必要です。

純正品を使用するべき箇所と汎用品でもよい箇所とを判断して、適材適所使用することが節約につながります!

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ディーラーの会社の維持費用が加味されている

多くのディーラーは、広々とした待合室やフリードリンクなどを準備していて、整備が終わるまでの時間をゆっくり過ごすことができます。

しかし、ディーラーの広い店舗も飲み物も運営経費となることから、結局は会社の維持費用として車検料金などに反映されます

期間中の再整備無料の保障期間がついている

会社によっては、車検を受けたあとに不具合があったとき無料で再整備を行う保障期間を設けている場合があります。

一見安心感を高めるサービスにも感じられますが、結局は再整備の費用は間接的に車検費用として上乗せされることになりますので、手厚いサポートが車検料金に反映されているという認識が必要です。

〈関連記事〉【ディーラー以外で車検するのが気まずい人へ】気にしなくていい理由を解説

ディーラー車検を安くする方法を紹介

ディーラー車検を安くする方法を紹介

こうした理由で高いと感じやすいディーラー車検。安くしたい方は以下の方法を試してみましょう。

  • 本当に必要な箇所だけ整備・交換する
  • 車検の早期予約特典などを利用する
  • 自分で整備できる箇所は自分で整備する
  • 長期契約の商品を利用する

 

本当に必要な箇所だけ整備・交換する

予防点検は、受けることで不具合の出る箇所を未然に確認できることから安心感の高いサービスです。

一方で故障率の低い車であれば元々不具合が発生する確率は低いですので、予防整備を行うこと自体不要であるかもしれません

 

普段から車の状態を適切に把握して、本当に必要な箇所の整備・点検に留めましょう。

〈関連記事〉「車検に出したら修理も勧められた」修理も同時にするべき?

車検の早期予約特典などを利用する

「車検50日前」「車検30日前」など車検を受ける場合に活用できる特典を利用することもおすすめです。

ほかにもWeb予約をした場合や、2台目の車検料金が割引になる場合などがあります。

さらに、繁忙期を避けて予約する場合など、時期によって安くなるタイミングもありますので、検討中のディーラーにキャンペーンの予定を尋ねてみましょう。

自分で整備できる箇所は自分で整備する

ワイパー交換など自分で整備できる箇所は自分で整備する

車検で点検・交換する部品が多いほど点検作業に時間を要しますので、費用も高くなります。

ワイパーの交換やウォッシャー液の補充、エアコンフィルターの交換といった、比較的素人でもできる整備をすることで費用を下げられます

自分で交換・整備できるか不安に感じている方は、通い慣れたガソリンスタンドの店員など、車に詳しい人に聞いてみましょう。できること、できないことや方法は経験者に聞くのが一番です!

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長期契約の商品を利用する

3年・5年など、長期間の車検継続契約をする場合も費用を抑えられるかもしれません。

長期契約をするとディーラーとしては安定して収益を上げられます。

その代わりに、各種点検などの費用を下げられるメリットを受けられるでしょう。

途中で車を乗り換える場合など、長期契約分の費用が返ってこない場合もありますので、ライフスタイル・家族構成の変化なども加味した上で利用する必要があります。

 

こうした対策を考えることで、高くなりがちなディーラー車検の費用を節約できるでしょう。

車検費用を大幅に安くするための3つの方法

車検費用を大幅に安くするための3つの方法

ここまで紹介した方法は、費用を抑えるものではありますが、大幅に抑えられるものではありません。

ここからは大幅に整備の費用を抑えられる方法を解説します。

新しい車に乗り換える

1つ目は、新しい車に乗り換えることです。

 

10年を目安に、車は様々な場所が古くなり交換タイミングを迎えます。

車検時の状態によっては、冒頭で紹介した20万・30万といった費用を請求される可能性もあるでしょう。

 

ここで車検を受けて車に乗り続ける選択肢もありますが、一度の車検で複数箇所の修理を指摘された車は他の箇所も時間を置かずに故障し始める可能性があります。

新たな車に乗り換える方が、長期的には支出を抑えられる可能性がありますので検討してみましょう。

>ホリデー車検日立大みか店の『新車・軽自動車購入』

ディーラーではない業者で車検を受ける

2つ目の方法は、ディーラーではない業者に依頼して車検を受けることです。

車を購入したディーラー以外にも、車検を受ける際には以下の選択肢があります。

  • 車検専門店
  • カー用品店
  • 車の整備工場
  • ガソリンスタンド

 

こうした場所であれば、いずれの場所でもディーラーより大幅に費用を抑えて車検を受けられるでしょう。

〈関連記事〉ガソリンスタンド車検の不安を解消|費用、ディーラーとの違い、メリット・デメリットなど

定期的にオイル交換等の基本整備をする

3つ目は、イル交換をはじめとする基本整備を定期的にすることです。

車のオイルは適正なタイミングで交換しなければ、粘度が高くなったりオイル中の異物が多くなったりして、エンジンなどに負担がかかる場合があります。

オイルなどの消耗品を適切に交換することで、エンジンをはじめとするパーツのトラブルが少なくなり、車検で指摘される項目を少なくできるでしょう。

まとめ│車検は複数の選択肢を比較して検討を

車検はガソリンスタンドなど複数の選択肢を比較して検討を

「ディーラー車検が高い!」

こうした悩みを持つ方に向けて、車検の費用を抑える方法を解説しました。

ディーラーでの車検は、予防整備や快適な待合室など、手厚いサービスを受けられる一方で、サービスの分だけ車検費用が高くなる傾向にあります。

費用を抑えたい場合は、整備工場やガソリンスタンドなど、複数の選択肢を比較して車検を受ける場所を決めましょう

 

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