オールシーズンタイヤで「後悔」はどうして?5つの理由、選ぶ場合のポイントも解説

オールシーズンタイヤで「後悔」はどうして?5つの理由、選び方のポイントも解説

スタッドレスタイヤとサマータイヤの“いいとこ取り”として人気が高まるオールシーズンタイヤ。

しかし実際には「思ったより減りが早い」「凍結路で滑った」といった“後悔”の声も少なくありません。

本記事では、オールシーズンタイヤで後悔を感じられる理由や失敗を防ぐ選び方について分かりやすく解説します。

このコラムのポイント
  • オールシーズンタイヤは「雪が少ない地域では便利」ですが「凍結路では不向き」な可能性があります。

  • 選ぶときは“スノーフレークマーク”付きなど、地域の気候特性に合う選択肢が重要です。

  • 寿命や燃費、チェーン携行の有無など、ドライブの方針や総合的な安全性、コストで判断することが大切です。

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オールシーズンタイヤとは?選ぶなら確認したい特徴

まずは、オールシーズンタイヤの基本性能を確認しましょう。

サマータイヤやスタッドレスタイヤとの違いを理解することで、ご自身の走行環境に適合するタイヤなのか判断できます。

サマータイヤとスタッドレスタイヤの中間的存在

オールシーズンタイヤは、乾燥路や雨天時にはサマータイヤに近いグリップ性能を持ちながら、軽度の雪道にも対応できる万能タイプのタイヤです。

雪が年に数回しか降らない地域では、季節ごとに履き替える必要がなく、保管スペースの負担も軽減できる点が大きな魅力です。

ただし、ブロックパターンが大きくゴムも柔らかい傾向にありますので、サマータイヤほどの静音性はなく、燃費も劣る傾向にあります。

〈関連記事〉【タイヤの保管、どうしてる?】屋外は?アパートなど場所がない場合の保管方法も紹介

「スノーフレークマーク」がついていれば冬用規制は通行可

「スノーフレークマーク」がついていれば冬用規制は通行可

>参考:国土交通省 雪道は冬用タイヤで走行しましょう

オールシーズンタイヤの側面にある「スノーフレークマーク(3PMSF)」は、一定の雪上性能を満たした証です。

このマーク付きタイヤであれば、冬用タイヤ規制時でも高速道路や一般道の通行が認められます。

急な雪や冷え込みに見舞われても慌てず走行できる点は、スタッドレスタイヤを保有していないドライバーにとって大きな安心材料です。

凍結路(アイスバーン)には不向きで、冬タイヤの代用にはならない

オールシーズンタイヤは“雪には対応できても氷には弱い”ことが実情です。

気温が氷点下になる地域では路面凍結時に滑りやすく、制動距離が大幅に伸びる恐れがあります。

特に橋やトンネル出口、山間部の日陰などは凍結リスクが高く、スタッドレスタイヤほどの性能を期待はできません。

あくまで「軽度の積雪や一時的な冷え込みに対応するタイヤ」として認識し、冬季の走行環境によってはチェーンの携行やスタッドレスタイヤへの履き替えを検討することをおすすめします。

〈関連記事〉スタッドレスが必要な地域とは?関東・茨城での必要性や「いつから?」など疑問に回答

オールシーズンタイヤで感じる後悔5選

「履き替え不要で便利」と評判がある一方で、実際に使うと意外なギャップに後悔を感じる方も少なくありません。

ここからは、オールシーズンタイヤを選んで後悔したという声に多い5つの理由を紹介します。

  • 凍結路で止まらない、登れない
  • 夏も冬も中途半端に感じる(静粛性、燃費、寿命 など)
  • 思ったよりコスパが悪い:2年弱で寿命という声も
  • 高速、長距離、寒冷地など極端な環境下で不安
  • 「万能ではない」ことを理解せず購入しがち

 

凍結路で止まらない、登れない

オールシーズンタイヤの後悔:凍結路で止まらない、登れない

オールシーズンタイヤは、雪道にはある程度対応できますが、凍結した路面(アイスバーン)では制動力が低下します。

急ブレーキをかけても停止距離が伸び、坂道ではタイヤが空転して登れないケースも少なくありません。

オールシーズンタイヤは「雪には強いが氷には弱い」構造ですので、寒冷地ではスタッドレスタイヤの代替にならないことを確認しましょう。

夏も冬も中途半端に感じる(静粛性、燃費、寿命 など)

ブロックパターンが粗く、溝が深いために走行音が大きくなりやすいほか、転がり抵抗が増えて燃費がやや悪化する傾向があります。

冬場は柔らかいゴムが安定性を保ちますが、夏場の高温時には摩耗が早まり、静粛性やハンドリングにも違和感を覚える場合があります。

つまり、夏専用・冬専用タイヤほどの満足感は得られにくいという認識を持ちましょう。

安全性と快適性の両立を求める方には、季節ごとの履き替えが依然として有効な選択肢といえます。

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思ったよりコスパが悪い:2年弱で寿命という声も

オールシーズンタイヤの後悔:思ったよりコスパが悪い:2年弱で寿命という声も

「1本で1年中使えるから経済的」と思われがちですが、実際には走行環境や運転習慣で摩耗が進みやすいタイヤです。

年間1万km以上走る方や、高速道路を頻繁に利用する方の場合、2年弱で交換が必要になるケースも珍しくありません。

結果として、サマー+スタッドレスの組み合わせよりトータルコストが高くなることもあります。

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高速、長距離、寒冷地など極端な環境下で不安

オールシーズンタイヤは「幅広い条件に対応する代わりに、極端な環境で性能が落ちる」という性格を持っています。

たとえば高速走行では熱の影響でゴムが軟化、摩耗しやすく、寒冷地では硬化してグリップが低下することがあります。

長距離ドライブや冬の遠出が多い方にとっては、安心感が欠けると感じやすいかもしれません。

ご自身の走行環境が極端な状況が多い場合は、スタッドレスタイヤやサマータイヤとの併用が無難です。

「万能ではない」ことを理解せず購入しがち

「これ1本で1年中大丈夫」と思って購入した結果、地域特性や使用条件とのミスマッチで後悔するケースもあります。

オールシーズンタイヤはあくまで“都市部向け、軽度の雪向け”であり、東北や北陸、山間部など凍結頻度の高い地域では十分な安全性を確保できません。

口コミでも「雪が積もったら動けなかった」「滑って怖かった」という声も見られます。

タイヤは“保険”のような存在です。手間やコストだけで選ぶのではなく、安全余力を残せるかどうかで判断することが、安全上の後悔を防ぐ最善策といえます。

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オールシーズンタイヤ、後悔しない選び方のポイント

オールシーズンタイヤを選ぶ際は、単に「1本で通年使える」という認識だけで判断すると後悔につながります。

性能や使い方の特徴を理解したうえで、ご自身の生活環境に合ったタイプを選ぶことが大切です。

  • 「スノーフレークマーク(3PMSF)」付きのものを選ぶ
  • 生活圏の気候、走行環境から判断する
  • チェーン保持、装着を前提にしておく
  • 寿命や燃費も含めたトータルコストで比較する
  • 定期的な点検、ローテーションを行う

 

まず、「スノーフレークマーク」が付いていないタイヤは冬用規制を通れないことから、積雪のある地域で運転する場合は、この認証があるものを選びましょう。

また、オールシーズンタイヤには「夏寄りタイプ」と「冬寄りタイプ」があり、都市部では静粛性や燃費重視、雪の多い地域では冬寄りがおすすめです。
さらに、チェーンを携行すれば凍結路への対応力が上がり安心です。

費用面では、購入価格だけでなく寿命や燃費差、取付工賃まで含めた総額で比較することが重要です。

最後に、空気圧やタイヤローテーションといった定期点検を行うことで性能の劣化や摩耗を防ぎ、長持ちさせることができます。

〈関連記事〉「ガソリンスタンドで点検は受けられますか?」疑問に回答│メリット・デメリットや具体的な点検項目についても解説

まとめ|オールシーズンタイヤは地域で使い分ける

まとめ|オールシーズンタイヤは地域で使い分ける

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オールシーズンタイヤは、雪が少ない地域では便利で経済的な選択肢ですが、凍結や積雪の多い地域では不安が残るタイヤでもあります。

つまり、「万能ではない」ことを前提に、地域や走行環境に合わせて使い分けることが大切です。

 

関東・東海などの温暖地では、通勤や買い物など日常使いに最適である一方、北関東や山間部など凍結リスクが高い地域では冬はスタッドレス、夏はサマータイヤとの使い分けも検討しましょう。

また、どの地域でもチェーンの常備や、定期的な空気圧、摩耗チェックをすると安心感が高まります。

ご自身の走行環境を正しく見極め、安全とコストのバランスをとりながら、最適なタイヤを選びましょう。

 

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