車の虫汚れが落ちない|家にあるもので落とす方法やクリーナーの選び方、防止対策など解説
車についた虫の汚れは、なかなか落ちないので困ってしまいますよね。
また汚れを無理に落とすと車の塗装やボディを傷めるケースもあるため、状態に応じて最適な方法で落とす必要があります。
そこで今回は車の汚れを落とすプロ『ホリデー車検日立大みか店』が、以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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虫汚れの状態を見極めながら車のボディをキレイにする方法がわかるので、ぜひ最後までごらん下さい!
Contents
車の虫汚れが落ちない理由とは
車の塗装やボディを傷つけないために、汚れの成分を理解して適切に落とすのが大切です。
まずは虫汚れの成分や落ちない理由、放置するとどうなるかなどを確認しましょう。
車のボディについた虫汚れが落ちない理由
車につく虫汚れが落ちないのは、虫の体内の成分がこびりつくためです。
虫の体内の成分は、大きく分けて2つあります。
- 人間の血液と同じようにタンパク質を含むもの
- タンパク質を含まないもの
特にタンパク質を含む成分は、車の表面が高温になることで成分が変化し、頑固で落ちにくい汚れとなります。
卵(タンパク質を多く含む)をイメージするとわかりやすいかと思います。
卵をゆで卵にすると、生卵に戻せませんよね。
体内の成分にタンパク質を含む虫汚れも、熱することで落としやすい状態にするのが難しくなります。
車についた虫汚れを放置すると危険
虫汚れは、車についてすぐの状態であれば水洗いで簡単に落ちます。
放置すると落ちにくくなることはもちろん、汚れ成分にタンパク質を含む・含まないに関わらず細菌のエサとなってしまいます。
細菌が増殖すると車の塗装やボディの腐食につながるため、虫汚れを発見したらなるべく早く対処しましょう。
車に虫汚れがつきやすい状況
車に虫汚れがつきやすい状況は、以下のとおりです。
- 夜間(ライトに虫が寄ってくるため)
- 夏(夜間でも気温が下がらないため、虫の活動が活発)
- 高速道路、山道など
虫汚れを100%防止して車を走らせることはできません。
上記のような状況で車を走行したら、走行後のチェックや早めの対処で虫汚れを残さないようにしましょう。
虫汚れ以外の汚れでお悩みの方は、こちらの記事で原因や対処法を確認できます。
〈関連ページ〉車のボディ・ガラス汚れの種類(ピッチタール、黒い汚れなど)、原因、落とし方を解説
車についた虫汚れは早めの対処が大切という点が確認できたので、次に虫汚れの落とし方を紹介します。
車の虫汚れがついたばかりの場合|家にあるもので落とせる可能性あり
車の虫汚れがついたばかりの場合、まずは以下の方法を試してみましょう。
ついたばかりの虫汚れ 落とし方 |
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虫汚れを落としたい部分を水洗い ↓ マイクロファイバータオルをお湯で濡らし、虫汚れの上に乗せる ↓ しばらく置く ↓ 優しく拭き取る |
虫汚れと一緒に泥・ゴミなども付着しているため、最初から拭き取ると車を傷つけてしまいます。
車を傷つけないために、最初の水洗いを忘れないようにしましょう。
また家にある食器用洗剤を使って虫汚れを落としたくなる方もいらっしゃると思いますが、食器用洗剤と車用の洗剤は特徴が違うため、あまりおすすめできません。
食器用洗剤は車用の洗剤よりも泡切れが良くないのが一般的で、残った洗剤成分にさらなる汚れが付着しやすくなってしまいます。
虫汚れがどうしても取れない場合には、次に紹介する方法で車専用のクリーナーを選んで下さい。
頑固な虫汚れにおすすめのクリーナーとは?選び方を紹介
頑固な虫汚れが残る場合、車の虫汚れ専用クリーナーを使うのがおすすめです。
虫汚れ専用クリーナーは大きく分けて3つのタイプがあるため、状況に応じて選びましょう。
- シートタイプ
- 液体タイプ
- 泡タイプ
シートタイプ
溶剤を含むシートを、必要な分だけ取り出して使えるタイプのクリーナーです。
手のひらサイズのシートなので、走行後に車全体をチェックし、必要な箇所にだけ使えるのが便利です。
ただし車に長い期間置いておくと溶剤が揮発し、シートが乾いて使えなくなってしまいます。
虫汚れが少ない場合や、こまめに虫汚れをチェックしてシートを使う方におすすめです。
液体タイプ
ボトルに入った液体クリーナーを、虫汚れに吹きかけて使います。
虫汚れにキッチンペーパーを乗せて液体クリーナーを吹きかけることでつけ置き状態になるため、クリーナーがしっかり浸透して汚れが落ちやすくなります。
ただし車全体に虫汚れがある場合はキッチンペーパーを乗せる作業が大変ですし、クリーナーの落としムラがあるとシミになってしまいます。
頑固な虫汚れが広範囲についている場合は、次に紹介する泡タイプを使うのがおすすめです。
泡タイプ
泡タイプのクリーナーは、泡が虫汚れの部分に付着してくれます。
また一般的には泡切れ良くつくられているため、広範囲の虫汚れに困っている方におすすめです。
それぞれのクリーナーを状況に応じて選び、効率よく虫汚れを落として頂けると幸いです。
またクリーナーごとに使い方、溶剤の落とし方の指定があるため、使用説明をしっかり確認してから使って下さい。
車の虫汚れの防止対策
虫汚れの落とし方を確認したので、最後に「虫汚れを防止する&虫汚れを落としやすくなる対策」を紹介します。
- 虫汚れがつきにくい方法で走行する
- ボディコーティングをする
虫汚れがつきにくい方法で走行する
夜間の山道など虫汚れがつきやすい場所を走行するときは、なるべくスピードを落としましょう。
虫汚れを防止する方法としては頼りなく感じますが、早いスピードで走行するよりも、車の周囲の虫を巻き込みにくくなります。
ボディコーティングをする
ボディコーティングとは、車の塗装をコーティング剤の膜で覆う施工です。
コーティング方法は、以下のとおりです。
- ワックスなどのコーティング剤を購入して自分で施工
- 取り扱い店や専門店などの業者にボディーコーティングメニューから選んで施工を依頼
コーティング剤を購入して自分で施工すると手頃な価格で済みますが、「ムラが出る」、「耐久性が低い」といったデメリットがあります。
業者に依頼する場合は、自分で施工するよりも費用が高い点がデメリットです。
ただし以下のようなメリットがあるため、車の良好な状態を長くキープしたいとご希望の方におすすめです。
ボディコーティングを業者に依頼するメリット |
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ボディコーティングには複数の種類があります。詳しい種類や効果は、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉車が黒だと汚れやすい。予防対策、汚れ別の落とし方、黒・白の汚れやすさ比較を解説
茨城県日立市・常陸太田市や周辺地域で車の頑固な汚れにお悩みの方は、ホリデー車検日立大みか店に対処法をご相談下さい。
ホリデー車検日立大みか店は、ボディコーティング施工可能なガソリンスタンドです。
またディーラー同様の専門技術・知識を持つ整備士が常駐していて、整備・車検・車両購入など幅広いサービスを提供しております。
車のことなら何でもご相談頂けますので、給油のついで・(画面右上のボタンから)電話・LINEにてお気軽にご相談下さい。
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まとめ
車につく虫汚れについて、原因から予防対策まで解説してきました。
コラムのポイントまとめ |
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虫汚れには早めの対処がおすすめですが、頑固な汚れになってからでも専用クリーナーで落とせる可能性があります。
ただし中には塗装やボディ自体を腐食するほど状態が悪化するケースもあるため、お困りの場合はぜひガソリンスタンドなどプロに相談をして下さい。
またボディコーティングによって汚れ予防もできるため、検討をおすすめします。
今回の情報を参考に、車を良好な状態で長く大切にして頂けると幸いです。